冷却液の交換【3/3】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
シリンダとウォータポンプのドレンボルトを取り付けます。
その際、シーリングワッシャは新品に交換します。
トルク:12N・m
トルクレンチは持っていません。
12N・mなので強く締めすぎちゃダメそうです。
ねじ切ると大変なことになりますので、怖い方はトルクレンチは準備しましょうね。
なお、画像は使用後のシーリングワッシャです。
……えぇ、お察しの通り再利用してしましました(-_-;)
ちなみに、この段階までドレンボルトを取り付けなかったのはサービスマニュアルの順序に従っただけです。ギリギリまで抜くつもりが無ければ、早めに付けてしまっても問題ないと思われます。
2
冷却液を注入します。
今回使用したのはKUREのスーパーロングライフクーラントNEW(青)です。特に薄める必要もなくこのまま注入できます。
ラジエータ液によっては水道水で薄める必要があるものもあります。その場合はその説明書やサービスマニュアルを参照しましょう。
3
まずはラジエータキャップがつく方の注入口より注入します。
LLCの容器から直接注ぎづらい場合は、じょうごを使用すると注ぎやすいです。今回はじょうごが無かったので、2リットルのペットボトルを加工して作成しました。
念のため注入口の周りにはウエスを巻いておいた方が安心です。
4
注ぐときはゆっくり注ぎましょう。
冷却ライン内の空気が抜けやすくなるように注ぐのがベストですが、難しいです。片手でじょうごを持ちながらもう片方の手は2リットルのLLCの容器をもってゆっくり注ぐ……きつかったです;
注入口の口元いっぱいまで入れたら一旦止め、車体を軽く揺らしたりすると、コポコポと音をしながら液面が下がっていきます。
これを何回か繰り返し口元いっぱいまで入れます。
5
今度はリザーブタンクの上限線まで注入します。
車体は水平垂直のままですよ。
6
エア抜きを行います。
1.エンジンを始動させ数分間(2~3分程度)アイドリング回転させます。
2.スロットルを3~4回軽くスナップするとエアが抜けていきます。
3.エンジンを止め、ラジエータキャップ側の注入口を確認し減っているようであれば補給します。
4.上記1~3を何回か繰り返します。
画像くらいの液量がキープされていれば、ラジエータキャップを取り付けます。
ちょっとまって?!フューエルタンクをつないでないのにアイドリングできるの??と思われるでしょう。
……意外ですが平気でした(^^;)キャブレタとフューエルホースに残っていた若干のガソリンで済んでしまいました。ガス欠になってしまった方はガソリンを足してあげてくださいね。
あの重いタンクをのっけてホースを繋ぎなおしてエンジンかけ、またホースを外してタンクをおろして……(>_<;)
もしくはあらかじめガソリン注入用の容器を用意しておくか……(>_<;;;)
7
最後にもう一度リザーブタンクの液量を点検し、上限線まで届いていないようであれば補給します。
リザーブタンクのキャップを閉じ、フューエルタンクを取り付けます。
8
以上、冷却液の交換の手順でした。
LLCは2リットルでピッタリでした。抜き方によっては前後すると思われます。なお、サービスマニュアルの整備基準に書いてある冷却液の容量は、
・エンジン、ラジエータ……1.9リットル
・リザーブタンク……0.3リットル
となっています。
ちなみにLLCには有害物質が入っているそうなので、単純に排水しては×です。必ず自治体の指示に従いましょう。
内容はサービスマニュアルにほぼ沿っていますが、私の主観も入っています。この情報を参照される方は自己責任でお願いします。
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