スノープラウ製作 その3 1月29日
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午前中はホムセンへ買い出しに行き溶接棒とボルトナットを買ってきました。
作業はプラウ本体の補強から再スタートです。
設計図もなけりゃ寸法も測ってません。全部現物あわせでやってます。上手く行くのかさっぱりわかりませんがどんどん作業し続けます。足らん脳みそ働かせて手足を動かしました。
プラウ本体の地面に接する部分、赤線部に角パイプを取り付けました。溶接止めしました。
手持ちの角パイプは長さが少し足りなかったので二本つけてます。端材をクランプで挟んで歪みを減らした上でしっかり溶接しました。
スノープラウの動画を見てるとここはゴムであったりしてます。ここは地面と擦れるところ。この1号機が壊れるとしたらここら辺かな?と思ってます。
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次は車体とプラウ本体をつなぐアームを作りました。
アームはテリキの牽引ロープフックに取り付けました。幸いテリキのフロントには左右2つあるので丁度いい。
ところがフックの穴が大きくボルトが抜けてしまう。またボルトは頭から20mmほどネジが切ってない物を買ったのでフックが薄くて隙間が空いてしまう。
❶なのでアングルの穴が空いている部分を4箇所切り取り大きなワッシャーがわりにしました。
❷アームがフック取り付けナットと少し干渉するので角を落としました。これでアームは上下に角度を変えられるようになりました。
❸ボルト、ワッシャー、切り出したアングル、車体のフック、切り出したアングル、ナット側のワッシャーがわりの部材、そしてナット2つ(ナット同士を締めることで抜け落ち防止にしました)でアームを車体に固定できるようになりました。
❹アームは左右で長さを変えました。プラウを斜めにし雪を車体左へ逃がす目論見です。
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さらに補強のためにアームは「y」の字の形にしました。
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アームを溶接している様子。
❶クランプで固定します。
❷溶接直後。スラグという黒いゴミが残ります。
❸先の尖ったもので叩いて砕いたところ。さらにワイヤーブラシでスラグを取り除きます。
❹周りを完全に溶接して一体化しました。
5
この辺りから写真が減りました。
次はアームをプラウ本体に取り付ける方法を考えます。やはりアングルを切り出してそれをアームの取り付け部とぴったりになるようにして溶接することにしました。
現物合わせの悲しさ。ぴったり合いません。なんとか固定できそうな角度を探します。
さて、角度のついた物をどうやって溶接しよう?材木を切り出して上下から挟んで治具を作ろうかと思いましたがぴったりの角度になかなかならない。
それは諦めて溶接機を車のところへ持っていきアームをおいたままアングル端材を溶接しました。辺りは暗くなり始めており気温もぐんぐん下がり始めてました。鼻水垂れ流し。
なるべく簡単に付けてガレージへ持って行ってからしっかりつけようと思いましたがなかなかこれがうまくいかない。横向きで地面に転がって溶接ポイントに照明を当てて狭い所を溶接…
できた!と思いプラウを動かすと今付けたばかりの取り付け部の端材が落ちる。溶接が甘かったのでした。
もう一度やり直し。寒くて防寒着の前を閉め、フードを被る。鼻水がポタポタ落ちる。
なんとか仮付けできて落ちなくなったので再びガレージへ移動して本付け。
これで大丈夫だろう…
そしてアームと本体をボルトで留めるのでそれぞれに穴を開ける。
先に3mmほどのドリルで小さな穴を開けてから次に10.5mmの穴を開ける。
しかし1つ目の穴を開け終わった後2つ目で全然穴が掘れない。ああドリルの刃先がダメになったんだ。仕方がない。見よう見まねで刃先をグラインダーで研磨するしかない。
ドリルの刃先は118度にするらしい。なにそれ?そんな角度どうやって測るんだ?
ビデオで見てた記憶を思い出しつつ、とにかく刃先をくるっと回転させながら研磨してみた。
何回かやり直して…なんと刃先が復活した!これは嬉しかった。こんな太いドリルなら研磨しやすいけど細いのはうまくできるかしら?
そしてアームと本体を固定できた。
これで完成だ。
次は性能試験だ。
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気温はさらに下がり地面の水分は凍結し始めていた。
テリキのフロントウインドシールドも凍っていてしばらく暖機する。
完全に暗くなっており街灯と手持ちのLEDランプの光を使って車体とプラウを固定する。しかし上手くボルトが入らない。一旦、締めたボルトを軽く緩めて揺すっているとプラウ本体とアームの接続部の溶接が1箇所外れてしまった…!
アーム上部の補助部分だ。ええい。そのままやってしまえ。
なんとか六ヶ所(五ヶ所)のボルトを締められた。
7
この日はもう道路の雪は溶けてない。
しかし向かいの家は空き家でその駐車場は全く除雪されておらず雪が残っていた。
ここをテストに使ってみた。
ギアを1速に入れ、半クラッチでそろそろと動いてみる。ガガガ、ガリガリと嫌な音がする。少し重たく感じたけど前進できる!
8
なんと除雪できた!
降りてプラウを点検するけど破損してない。
よし!行けそうだ。しかし、なんてこった。上手くいけてしまった。すぐ壊れたりするかと思っていたのに。
ただこの時点で改良点がいくつかもう見つかった。
★プラウの雪離れが悪い。何かクリアーでも塗るか?
★セッティング時にとれた溶接のやり直し。
★現場で車とプラウを取り付けるときに六箇所もボルト締めするのは結構大変。もっと簡単に取り付けできるようにならないか?取り付けする時はもちろん降雪があったり夜間だったり気温も低かったりして取り付け作業が難しい時が想定される。
★これを付けたまま公道は走れないので運搬する手段が要る。ルーフキャリア作るか?とりあえず助手席外して載せよう。
次は本番で使います。そん時はちゃんと動画も撮ろう。(今回も嫁はんに動画を撮ってもらったけど全然上手く撮れてなかった…)
さっき装着したばかりのプラウを取り外し、ガレージにしまい、足の踏み場もないほど散らかっていた使った道具を適当に片付け、ワッシャーが一枚行方不明になっていたので探して見つけて、終了。
多分21時過ぎてた。飲まず食わずでずっとやってた。風呂を沸かして焼酎を炭酸水で割って飲みながら風呂に入った。
疲れと酔いからか風呂場で二回も転んだ。幸い大きな怪我はなかった。嫁はんからは「なにやってんの!」と怒られた。翌日、膝がしばらく痛かった。
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