オーバーヒート寸前!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
走行中、ふと水温計を見ると「H」を振り切ってる!
10月中旬で真夏でもないのに?
家までは数kmだったので、ヒーターをMAXにして、回転数を上げないようにスロー走行でなんとか帰宅できた。
原因を調べると、、、
☑️冷却水は問題なし
☑️水温計の異常ではない
☑️ラジエターファンの故障ではない
☑️ボンネットを開けて調べてみると、ラジエターが熱くない!
サーモスタットが開きっぱなしでオーバークールはよく聞くけど、閉じっぱなしって言うのはあまり聞かないな…
☑️消去法でサーモスタットの故障と断定
2
部品を注文しようと調べてみると、
ミヤコ製が性能、コスパ共によい。
モノタロウで注文
届いた物はパッキンが雪だるまみたいな形。なんかおかしい??と思い
よくよく調べてみると、型番が違う。
正しい物は「GK-102 純正品番19305-PZ1-000 」
雪だるまのフィッティング状態を見ると大きな円はジャストサイズ。
小さい円を切り取れば、ちゃんと使える。
今回はこれを使おう。
注文の際はお気をつけください。
3
交換作業開始!
まずはフロントをジャッキアップして冷却水を抜く
4
冷却水のドレンバルブはフロントバンパー中央の30cm後ろにある白いプラスチックのネジ。
5
ドレンバルブからの排出量が落ち着いたら、エンジンとラジエターをつなぐパイプからも抜く
メガネレンチが掛かってるボルトとその横のパイプのボルトの2箇所。
右側はボルトを抜いても数滴しか冷却水が出なかったが、左側のボルトを抜いたら、けっこうな水流で冷却水が飛び出して、バケツの横に流れ出して焦った!
油断してた(笑)
6
次はサーモスタットの取り外し
リヤをジャッキアップしてエンジン下部の触媒の上がサーモスタットの位置
7
サーモスタットは10mmボルト2本で固定されている。
取り外し順序は、、、
①先に黄色マルの冷却水パイプの固定ボルトを外してパイプとその根本のホースを動かせるようにする。
②パイプをサーモスタットハウジングから引っこ抜く。
③サーモスタットハウジングの10mmボルト2本を外す。
リヤから下に潜ってサーモスタットハウジングの
右側ボルトはラチェットが入る
左側ボルトはメガネしか入らない
ボルト2本を外すとハウジングが取れて、サーモスタットも一緒に外れてくる。
狭い場所なので10mmスパナも一緒に持って潜ると作業がはかどる。
※パイプにつながったサーモスタットハウジングは触媒が邪魔して外す事ができない。パイプを先に抜いておくと容易に外す事ができる。
面倒でも先にパイプを抜いておけば、ラクにサーモスタットハウジングの取り外し・取り付けができる。
8
パイプの先端とサーモスタット+ハウジングを外した状態
冷却水は少量出てくるのでウエスを触媒の上に受けておくと良い
9
左側が取り外したサーモスタット
右側がミヤコの新品サーモスタット
形状が違うが機能面では特に問題なし
あとは逆の手順で組付け。
冷却水パイプ先端のパッキンは必要に応じて交換するとよい
今回は冷却水パイプを外す予定ではなかったので注文してなかったが、ゴムに柔軟性があったので使い回しする事に。
冷却水をラジエター注入口から満タンに入れてキャップを閉める。
リヤのリザーブタンクにMAXまで入れる。
エンジンをかけてしばらくアイドリングするとリザーブタンク内の冷却水がコポコポとエアーが出て減ってくるので、MAX値まで補充。
20分ほどで水温計の真ん中より少し下あたりでラジエターファンが回り出した。
水温計は30分アイドリングしても落ち着いている。
エンジンが冷えたらラジエター注入口から減った冷却水を補充して作業完了。
費用は、、、
サーモスタット 1,309円
パッキン 142円
クーラント 785円(ストック品)
今回はサーモスタット交換の具体的な手順を記載しました。ビートオーナーの一助になれば幸いです。
安全のため、フロアジャッキと馬を2本掛ける事をお勧めします。
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