ポーレンフィルター交換
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参考にさせていただいたのは関連ページURLに記載したYH@Mさんのサイトの記事。
ポーレン(キャビン)フィルターそのものは、楽天市場内の「まんてん屋」さんから購入。
【BOSCH】 輸入車用エアコンフィルターオペル:アストラ
(1 987 431 040 (CF-OPE-1))で、単価は\2,000也。
ちなみにこの写真は取り外した古いポーレンフィルター。真っ黒。
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まず最初にグローブボックスを取り外さなければならないのだけれど、これが結構面倒臭い。
毎度のことながら、ASTRAは一種知恵の輪的に頭を使わないといけない仕組みになっている。およそありとあらゆるところが、直感的に整備できるW124とは大違い。時代の差なのかなぁ。
で、グローブボックスをはずすためにはT20のトルクスが必要。合計6本のトルクス・スクリューで留められているのだけれど、下側の3本は頭を使わないとはずせない。
下側の真ん中はグローブボックスの蓋を閉じた状態ではずせるのだけれど、下側の左右はこんな風に、蓋が邪魔をして、そのままでははずせない。
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というわけで、下側の真ん中のトルクス・スクリューを外したあとは、グローブボックスの蓋を全開にしなければならない。
ヒンジにはこんな風にツメが出ているので、左右のヒンジを気持ち上に持ち上げる感じで、微妙に力を入れながら手前に引くと、蓋が全開になるという仕組み。
蓋が全開になったからと言って、作業スペースに余裕があるわけではなく、ヒンジが邪魔してラチェットなどは使いにくい。
文句を言いながら、さくさくと左右のトルクス・スクリューを取り外す。
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グローブボックスの上側は、左右と中央の三箇所がT20のトルクス・スクリューで留められている。
いつも思うことなのだけれど、素人整備で外してもらいたくない場所は、トルクス・スクリューが使用されている感じなのだ。
だけど、ポーレンフィルターぐらい素人整備で交換させてくれたっていいと思うんだけどな。
5
グローブボックスを留めている6本のT20トルクス・スクリューを外したら、グローブボックス自体は単にはまっているだけなので、静かに手前に引き出す。
グローブボックスは、内部照明のための配線が接続されているので、忘れずに取り外しておくこと。
グローブボックスを取り外すと内部は、こんな感じ。
6
今回購入したBOSCHのポーレンフィルターに同封されていた説明書によると、ポーレンフィルター自体はネジ一本で留められている蓋で押さえられているように書かれていた。
年式によるのかも知れないけれど、実際には2本の6角ボルトで蓋は締められている。
この6角ボルトのサイズが、腹立たしいことに実に微妙なサイズ。6mmのソケットでは緩いのだけれど、5mmのソケットでは入らない。いったいどういうサイズなのだ?
・・・もしかして、欧州車(ということは通常DIN規格のはずだからmmサイズなんだけど)にも関わらず、ここだけインチサイズなの?
結局、モンキーレンチを使って取り外したのだけれど、こんな微妙に小さいサイズの6角ボルトを取り外すのに最適なモンキーレンチなんて持ってないのが普通だと思う。本当に腹立たしい。
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2本の6角ボルトを外せば、蓋は下側に開く。スポンジが固着していたので、マイナスドライバーで「うりゃうりゃ」とこじってやった。
で、フィルターを取り外そうと思ったのだけれど、感嘆には出てこない。ブロワーモーターのハウジングが邪魔してしまうのだ。二つ上の写真で左半分に写っている円筒形の物体がブロワーモーター。
どうせ取り外した後は捨ててしまうので、「えいやっ」と力任せに引きずり出したのだけれど、整備工場でもこんなことをやっているのかなぁ。
外したあとは、向きだけ注意して、新品のポーレンフィルターを挿入するんだけど、押したり引いたり、歪めたりしながら、だましだまし押し込んだ。
HAYNESの整備解説書さえあれば、素直になんでもいじれるW124に比べると雲泥の差だ。
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こいつが、破壊しながら取り外したポーレンフィルター。
新品のフィルターは真っ白なので、この黒いのは、活性炭でも何でもなく、単なるススとか煤煙とか、そういうあまりお近づきになりたくないシロモノで汚れているのだと思う。
古いポーレンフィルターを引きずり出しただけで、両方の指先はあっと言う間に真っ黒。まぁ、普通に石鹸できれいに汚れは落ちたから、どう考えても埃系の汚れなのだろう。
新品のポーレンフィルターを装着したら、あとは取りはずしたときの逆の手順で外したネジなどを装着していけばよい。
そうそう。グローブボックスを元に戻したときに、内部照明の配線を元に戻すことを忘れて、上側のネジを3本締めてから気づいたのは内緒。
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