2018年12月30日 W210 とてつもなく厄介だったリアゲートダンパー交換 (左側)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2018年12月30日 139,916km
昨日のボンネットダンパーに引き続き、本日は時間が取れそうだったので、我が愛車W210後期ワゴン(S210) E320アバンギャルドのリアゲートダンパー交換に着手しました。
結論から言うと、慣れていないこともありとんでもなく厄介な作業で、片側交換に3時間ほど時間が掛かってしまいました。。。
寒くなってきたのと、腰が痛くなってきたので左側だけ交換してギブアップになったので、残る右側は後日交換します。
理屈が分かったので、残る右側を交換する際には1時間あれば終わらせられると思います。
2
この最初の工程では私一人で作業を開始しました。
まずは左側のDピラーの内張りを剥がします。
1. 荷室との隔壁ブラインド用のフックを外す
2. Dピラー内張りについているランプを取り外す
3. トノカバーレールを取り外す
4. 内張り下部の細長いカバーを取り外し、エアバッグのベルトを外す
5. エアバッグベルトの後ろ側は車体にボルトナットで留まっているので、ナットを外しベルトをフリーにする
6. 内張りを剥がす
7. 内張りを剥がしたら、リアゲートを開けたところにある黒色プラスチックのライニングも外す(一番下がボルト留め、その上4か所はクリップ留め)
そうすると、このように左側のエアバッグのユニットと、その左に暗くて分かり難いですがリアゲートダンパーの太い側が出て来ます。
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この写真だと見易いと思います。
こんな感じになっているので、この前側のジョイントを外すのは極めて容易です。
写真の通り、接続のボール部の金属製のフックを写真の右側にずらすことでロックが解除されていますので、力を入れて手前に引けば外れます。
ここまで一人で作業していたのですが、どうやって作業しようかとゲート高さを触っていたところ、つっかえ棒に使っていた材木が私の後頭部側から「面!!!」という状態で倒れてきて、心が折れました。。。
この後の取り外し作業をつっかえ棒を使って作業をすると、棒だけでなく重たいリアゲートがギロチン状態に降ってくることを予感したので、友達と家の近所に出掛けていた息子を電話で呼び戻し、リアゲートを支えてもらうことにしました。
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前の写真の通り、ダンパー前側のリンクを外すのは容易ですが、後ろ側のリンクを外すのに1時間以上試行錯誤しました。
次の写真でドアップはお見せしますが、W210ワゴン(S210)のリアゲートダンパーの後ろ側のリンクはこの矢印の先にあり、ダンパーのリンク部の金属リングをずらすのも容易ではありません。
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この写真の通り、マイナスドライバーを使って金属フックを奥側に押し込もうとしても、フックの半分から上側は押し込めても半分から下側が物理的に押し込めないのでロックが解除されずにリンクが外せません。。。
30分以上格闘しましたがダメでした。。。
煮詰まってしまったので、ちょっとタバコ休憩を。。。
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後ろ側からの作業でリンク部のロックを解除をすることをあきらめました。
取り急ぎ、ダンパーの前側のリンクは外してしまい、息子にリアゲートを半分位まで下げてもらいました。
車体内に隠れている部分のダンパーは、ゴムというかエラストマー素材のブーツに覆われており、この穴からブーツが見えておりました。
そこで、ロックを外してフリーにした前側からこのブーツを抜いてしまったところ、穴からかなり近い位置にこの厄介な後ろ側リンクが来ることに気付きました!!!
懐中電灯を用いながら、この穴の左端からマイナスドライバーを差し入れ、リンク部の金属リングをずらすことに成功しました。
そして、この穴から奥側にダンパーを押すことで後ろ側リンクを外すことが出来ました。
そして、古いダンパーを前側に引き抜いたところで、この穴からブーツをもとあった状態に戻しておきます。
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前側から新品のダンパーをブーツ内を通して差し込みます。
これはリンクをつなぐ前の後ろ側リンクの様子です。
右方向にボールに差し込んで、金属リングを奥方向に押し下げればOKです。
前側は露出している状態なので、単純にリンクをはめて、金属リングを固定状態にすれば交換自体は完了です。
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そして先ほど内張りを剥がした逆の手順で内張りを戻してゆきます。
1. リアゲート側の黒色プラスチックのライナーを取り付ける
2. Dピラー内張りを取り付ける前に、写真にあるエアバッグのベルトの後ろ端を車体にボルトナットで取り付ける
3. このベルトを細長いカバーに通し、Dピラー内張りに嵌める
4. トノカバーレールを取り付ける
5. この写真の中央右端の穴に荷室隔壁のブラインドの固定フックを取り付ける
このように作業自体は難しくないのですが、車体から後ろ側のダンパーリンクを外す方法の模索で1時間ほど試行錯誤して時間をロスしてしまいました。
残念ながら海外サイトや外国の方のYoutubeでもこのW210のリアゲートダンパーの様子は見つけることは出来ませんでした。
今日は左側しか作業出来ませんでしたが、後ろ側のリンク外しの要領は掴んだので右側のダンパー交換は1時間程度で終えることが出来ると期待しています。
一人だとこの作業は難しいので、2人での作業を推奨致します。
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