KENDA ICETEC NEO KR36 155/55R14  

白アルトワークス (HA22S)に装着するために購入した台湾メーカーKENDA (建大)のスタッドレスタイヤです。
サイズは純正標準サイズの155/55R14です。

KENDAは台湾タイヤメーカーの3番手か4番手というポジショニングです。
1位は正新タイヤ (Cheng Shin)およびMAXXISです。
Cheng ShinとMAXXISは同じ正新ゴムグループのブランドです。
もともとの技術提供元は東洋タイヤです。
昔は正新東洋という名前でした。
2位は南港タイヤ (NANKANG)です。
南港タイヤは元々の技術提携元は横浜ゴムです。
3位・4位の現在の正確なポジショニングは不明ですが、FederalとKENDAがこれらに当たります。
Federalはもともとブリヂストンとの提携でしたが途中から住友ゴムに変わっています。
KENDAはどちらかの日本メーカーとの技術提携があったのか否かは不明です。。。

白アルトワークスについてはそれ程雪国に出掛けて行くことはなく、スタッドレスに交換しても基本的にはドライ環境で使用してタイヤを摩耗させることが明白です。
ということで、ブリヂストンのブリザックやらヨコハマのICE GUARD等のプレミアムスタッドレスを購入してもかなり勿体ないと考え、最もリーズナブルに購入出来て私が良く知っている台湾タイヤメーカーであるKENDAのKR36を選択しました。

まだ交換して数週間であるため雪道での走行経験は無いため、雪道でのグリップという点は追ってレポートします。
KR36に交換してドライ路をそれなりに走行したのでドライ路面という観点のみでコメントします。
結論として言うと、15年位前のスタッドレスタイヤのようにステアリングを回すとグニャグニャします。
普通に道を走っていて小刻みにステアリングを左右に回すとグニュグニュとタイヤトレッドが動いているのが分かります。
また国道や幹線道路で50-60km/h位で巡航中に車線変更をすると腰砕けのようになるので、ちょっとドキッとしてしまいます。
多分皆さんには「15年前のスタッドレスのように車線変更でグニャグニャする」と書けば私の言いたいことは伝わるかと思います。
ブリヂストンやヨコハマのスタッドレスはトレッド面を触るとゴムがヌルっとする感覚があるものの、最近の製品はドライ路面で走りステアリングを左右に回したり車線変更をしても腰砕け感を感じることは殆ど無くなりました。
一方でこのKR36はBSやヨコハマのスタッドレスに比べてトレッドゴム面のヌルっと感は少なく、またトレッドのゴムがちょっと硬い感じがしたので腰砕けしないのかと思っていましたが、ガッツリと腰砕けします。。。
昔のスタッドレスを知っている方であれば「昔のスタッドレスみたいだね」でまぁ良いと思いますが、今の若い人で昔のスタッドレスを知らない世代の人だと「なんじゃこのスタッドレスは!!!」となる可能性があるかも知れません。

まぁこのグニュっとする感じに慣れてしまえば問題無いと思いますので、後は肝心の雪環境でのグリップですね。
1度2度は東京でも降雪があると思うので、また雪が降ったら再レビューしようと思います。

ちなみに価格ですが、155/55R14を4本九州から東京都多摩地区の自宅まで送ってもらって送料込みで2万円弱でした。
コスパとしては史上最強とも言えるタイヤだと思います。
恐らく雪国の方にはおススメできないという結果になるかと思いますが、関東や関西の都市圏にお住まいでスタッドレスタイヤを殆どドライ路面で摩耗させるような使い方の方には性能＋コスパという連立方程式で考えるとこのKR36は最適解といえるのかも知れませんよ。
クソ安いです!!!