「踊納め」に行ってきました。そうです。郡上踊りの最終日です。
7月9日から始まった郡上踊りも今夜が最終日です。お盆の時期の徹夜踊りには何回か行っていますが「踊り納め」は初めてで、楽しみにしていました。
実は、近所の料理屋(兼居酒屋)の大将が8月中、浴衣姿の客にはビールを半額にするセールを打ち出したため、これを機会に浴衣を新調しました。
今日も、家から浴衣姿で308CCのオープン状態で行こうかとも思いましたが、コッパズカシイため現地で着替えることとしました。
でも、夏の夕方での高速オープン走行は気持ちいいですね。特に今日は風がさわやかでオープン冥利に尽きました。
途中、長良川PAで軽い夕食を取っていると浴衣姿の人たちがドカドカと入ってきました。
「郡上ですか」と聞くと「踊り納め」ですとのこと。外を見ると、何とバスでの団体サンでした。さすが郡上踊りですね。
踊り納めは午後8時から11時までの3時間ですが、6時半に着くとすでに大勢の浴衣姿の老若男女が始まりを待っていました。
踊りの会場となる街の一画には、数多くの夜店が踊りの気分を盛り上げ、吉田川の川元に立てられた蝋燭が踊り納めの風情を醸し出しておりました。
8時から郡上踊りの名曲「川崎」のお囃子が始まると、一斉に踊りが始まりました。
今日のお囃子は、地元の郡上踊りを引き継いでくれる中学、高校生などの皆さんです。
一生懸命、演奏される姿に踊りの皆さんもかけ声で応援されていました。
何年か前、朝日放送の「にほん風景遺産」で郡上踊りを放送し、高校生の女の子が祖母からてほどきを受け、屋台でデビューするまでの特集を見たことを思い出しました。
この女の子(放送の最後に、来年は大学に進学することを話していましたので、今は女の子ではないと思いますが)は、郡上踊りが好きだから、郡上踊りをずっと続けていきたいと話していたことが印象的でした。
郡上には「踊り助平」という言葉があり、踊りが好きな人のことをこう呼ぶそうです。
また、「踊り助平」と云われることは、7月から最終日まで皆勤賞に付けられる名誉な称号でもあるようです。
この放送では地元の「踊り助平」が何人か照会されていましたが、そのなかの一人で大学を卒業して地元に帰った男性を照会していました。
その男性は、徹夜踊りでも何回かは見かけたことがありますが、ご多分に漏れず今日も元気に参加しておりました。(地元の方で、尚かつ、踊り助平だから当たり前といえば当たり前ですね。)
盆踊りといえば阿波踊りは別として、屋台が中心の円陣で踊るイメージがあります。ここ郡上でも広場で行うときは円陣となりますが、街並みで行うときは円陣といっても細長い円陣となります。その円陣も3重、多いときは4重となり、その上、通行人もその踊る人をかき分けながら移動しなければなりませんので、狭苦しいことこの上ありません。
しかしながら、円陣の対面は目の前ですから、調子、かけ声にも一体感があり、これに対面どおしの熱気が加わります。この一体感と熱気が郡上踊りの醍醐味かもしれません。
特に、今日は最終日ですから、熱気も違いますね。
狭い街並みでの円陣ですから、参加には限界があります。参加できない人達は円陣の外で、
また、夜店の前などで踊っており、街中が踊りのパフォーマンスで最高潮の盛り上がりを見せております。
そんな踊りも11時で終了。屋台が片づけられますが皆帰りません。この屋台を納める倉まで、提灯をもって見送るのです。これで今年の郡上踊りは終了です。一抹の寂しさを感じるひとときですが、踊りが終わるとすぐ秋です。
地元の人たちは、秋の農繁期へと忙しくなるようです。
終わったばかりなのに、もう、来年も行きたい気分となっております。(笑)
しかし、僕ら、オープンカーも、秋は忙しい季節です。
この時期は、屋根を締めている暇がありませんね。(笑)
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2016/09/06 11:38:04