TODA RACING FIGHTEX DAMPER KIT Type DA  

700km位乗りましたのでレビューします。
恐らくMR-Sでもパーツレビューのない製品
TODARACING FIGHTEX DAMPERです！倒立です。

まず，ショック自体の剛性がえげつないです。純正ショックと比べ，持った重さも段違い。
実際乗ってもこれは明らかにわかる。今まではサス剛性よりもボディ剛性が勝っていた感覚がありました。凸凹した道でもハンドルに伝わる嫌な振動やグニュグニュした嫌な感覚がなくなり，本当に安定したスポーツカーになりました。
大きな継ぎ目のようなところでも今までドスンという大きな音がなってボディに申し訳ない感じがありましたが，このサスはなんの音も出さずしっかりうけとめてくれてます。

■バネレート
フロント：4 kgf/mm リア：7 kgf/mm
変更できますが，あえて標準にしています。
一般道はサーキットのように舗装もきれいでないですし，速度域も全然違います。99%一般道走行の車に高いバネレートを入れるのは乗らなくなる原因になります。
TRDのバネレートを参考に前後比を変更しないように色々な会社を比較しました。
フロントの方が硬めにしている会社が多いのですが，一番TRDに近い比率を標準セットとして出していたのがFIGHTEXでした。これを選んだ理由です！

■減衰調整・セッティング傾向
一段でもしっかりわかるように変化します。なので，セッティングがすごく出しやすいです。
リアをフロントと比べて一段強くしてやるといい感じの軽快感。切り始めの舵角が大きい人には向かないセッティングになりますが，コーナークリッピング付近で出てくる扱いやすいオーバーを体感できます。めちゃくちゃ楽しい！！！
前後最大に締めたセッティングでのりましたが，そこまで乗れないというセッティングにはなりません。最大に締めても縮み側の変化は総じて少ないです。全然突き上げは強くなりません。最大締めの前後バランスは，今まで味わったことのない車両感覚が出てとても面白かった！！！
減衰調整かけても縮みがあまり変化しない特性がわかったので次回オーバーホール時はもう少し縮みを柔らかくします。そうするとしなやかな感覚が出てきますかね？

■乗り心地
微小ストローク時細かい振動時に減衰が出にくい印象。公道で特に低速の小さいうねった道は最弱にしても最強にしてもポヨンポヨンするときがあります。特にリア。
ヘルパーも入っているし，プリロードのせいかもしれません。

■その他
前後ピロアッパーマウントで，フロントだけでなくリアにもキャンバー調整機構がついています。ただ，リアサスアッパーマウントには調整スペースがなく，いちいちサスを外さないと調整できませんが。仕方ない。

■総評
とにかく，超面白い車高調です。可能性は無限大，車両挙動も減衰調整で自由自在です。
サスを高剛性のこれにしたならフロントタワーバーはいれるべきだと思います。今のボディ剛性とサス剛性のバランスがちょうどいいですから。

MRらしい動きが手に入りました。別の車です，車が超イキイキしています！このコーナリングの楽しさ速さは気に入りました。
本当に速いスポーツカーになってしまったので自制心が必要。

97,500 kmで交換