
大和の治外法権-3はどうしても書けない事もありますが私がオープンしたVintage Autoの事を書くのならば良いのでないかと思っております。
ヨーロッパから帰って来て神奈川県の大和市に居を構え次のステップを考えていた時に料理屋が売りに出ていたのでこの店を改装してバイク屋にする事を考えたのです。
改装を終え、コレクションのバイクを店内に飾り、さー今後この店をどの様にしていこうかと考えていましたが肝心の看板のオーダーを忘れており看板も無い変梃りんな店が出来上がったのです。
新車のバイクを売る訳でも無く何の為にこんな店をやったのでしょうかね(汗)。
そんな或る日バイクに乗った中年の人が「このお店は何ですか」と訪ねてきたのです。
この店の最初のお客さんが漫画家のイトシンさんだったのです。
当時彼も漫画家として売れていなかったので(失礼)当然名前も知りませんでした。
しかし話をしていると隣町に住んでいるし中々面白い人なのですよね。
人との出会いと言うのはこんなものなのでしょうね(笑)。
その日はジャンクのバイクを引き取りに行く予定だったので失礼して出掛けようと思っていたら一緒に行きたいと言い出したのです。
ジャンクを引き取って来てから彼は帰るのかと思っていたらそのまま居座ってしまったので向かいの喫茶店でダラダラと喋っており、遂には晩飯も一緒に食べながら話し込んでしまったのです。
彼は最初の出会いから私を面白い人間と思ったみたいでそれからは毎日ヴィンテージに入り浸るようになったのです。
レストアを手伝わせて欲しいと言い出しレストアの難しさと楽しさを知る様になったのですよね(笑)。
その後は一緒にツーリングに行ったりヴィンテージを中心にしたバイクの漫画等を手掛ける様になりました。
私のメッサーシュミットを借り出して伊豆半島の南端まで走ったりと色々彼もヴィンテージを知った事で漫画の題材が出来た様ですね。
その後の彼のバイク雑誌での活躍はもう皆さんよく御存じですよね。
面白いモノですよね人の出会いと言うものは・・・・・・。
これが私がヴィンテージを作った本来の目的だったのかも知れませんね。
車やバイクが好きな連中が気軽に集える場所と言うのが(笑)。
Posted at 2015/08/30 22:16:14 | |
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