
昨日に引き続きインテルラゴスの話しをしましょうね。
大雑把なこの車の生い立ちはお伝えしましたが私の手元に有るのはVINナンバーでも分かる通り28台作られたプロトタイプの24番目の車なのです。
そしていよいよインテルラゴスの量産車がラインオフする事になりますが量産車はプロトタイプと大いに違ったのはリヤのクウォーターピラーに付いていたまるで燃料キャップの様なラジエーターキャップが取り除かれピラー自体も細いモノになりました。

室内も勿論作りの良いモノになりました。
私のプロトタイプではただのボックスだったグローブボックスにもちゃんと蓋が付きました。

ヘッドライトは7インチ径の大型になり、電装系も6Vから12Vとアップされました。
さて、量産車は50HPの850CCのエンジンにソレックスのキャブが装備されました。
ブレーキは時代を感じさせる4輪ドラムブレーキです。
ここで私のプロトタイプに話を戻しましょう。
このプロトタイプがただの量産試作車であればそれ程エキサイトしないのですがプロトタイプの2台に本国のアルピーヌで2基だけ作ったスペシャルエンジンが載っているのです。

私の車には2番目のエンジンの刻印がされているのです。
因みに1番のエンジンはあの有名なF1 チャンピオンのエマーソン フィティバルディのマシンに載せられ修復不可能で姿を消してしまいました。
スペックは998CCで何と82HPを絞り出しているのです。
キャブもソレックスでなくウェーバーを装着しています。

それと私の車は4輪ディスクブレーキになっているのです。
これだけ貴重な車がよく私の所に紛れ込んで来たなあと思っています。
現在はFRPボディはクラックが入っていますが徐々に修理をしております。
特に酷い状態だったシートとカーペットは家内が作り直してくれました。

走りの方も良い調子になっていますよ。

まだまだ先は長いがこの貴重な車を甦らしてあげようと思っています。
Posted at 2015/11/29 11:08:41 | |
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