今のベンツ・コーディングは、設定項目としてはかなり出揃った感じです。
その中でも、オートライト感度の鈍化と言うのは比較的早い時期から行われていたようです。
ただ、最近の新型モデルは、コレまでの鈍化設定では、標準状態と比べて体感するのが難しい様です。
GLAもコレまでの鈍化手法では、それほど大きな変化を感じる事が出来ませんでした。
そこで、ベンツコーディングのテッペンに君臨する、K総帥とS隊長に相談(と言うより要望)をしていました。
この、3日は毎日、事務所の駐車場や自宅のカーポートが検証実験の場所と化してました(爆)
毎日、大御所のお二人との情報交換で、改めてコーディングに関するスキルの高さに感動しました。
と、言ってもこれまでのコーディングと違い、様々なデータから目的のデータを見つけ出す作業はまさに「試行錯誤」の連続でした。
そして、ようやく一筋の光が見え出し、そこからの理詰め解析は凄かったです。
その結果、現在のオートライト感度はこんな感じの超鈍感化です。
場所は我が家のカーポート内の夕方18時半!
標準状態なら間違いなくヘッドライト点灯する薄暗い明るさです。
しかし、ここで一つの問題が・・
この明るさでライトが点灯しないと、メーターのバックライトも点灯しません。
GLAオーナーなら御存知の通り、メーターのバックライトは通常は点灯してません。
ヘッドライトが点灯すると同時にメーターのバックライトが点灯する感じです。
標準状態で、現在の超鈍感化だとライト点灯しない為にメータも真っ暗です。
この状態はやっぱり気になります。
そこで、またまたK総帥とS隊長に相談(と言う名の要望)をしてみました。
「それは面白い!」と言う事で、再び検証実験の再開です!
諸事情により、時間制限も有ったりして情報交換のボリュームは凄いことになりました。
詳しく書くと、軽く短編小説くらいのボリュームになります(爆)
そして、またまた一本の光明が差し込んできました。
思い立ったら即実行!!
と言うことでまたまた自宅のカーポートが検証場所に変身!
データを確認しながら、地道なデータ修正を行い、その時の状態をチェックします。
もう、怒涛の検証モードです。
そして・・・・見事、僕の要望に近い状態を作ることが出来ました。
チョット分かりにくいですが、メーターバックライトON・操作パネルボタン照明ON・ナビ画面夜間表示となっています。
しかし、メーター内を見ていただくと分かるように、ライト点灯表示は点いていません。
当然、デイライト状態です(^^)
メータをアップするとこんな感じです。
バックライトが点灯しているので非常に見やすくなっています。
近い状態と書いたのは、ナビ画面がメーターバックライトと連動して夜間表示モードになってしまう点です。
ここはシステム的な部分が大きく関わっているので、コーディングでは難しいかな(^^;
とにかく、そんなこんなで今のところ世界でただ一台の仕様の完成です。
こんなこだわりの強い変態的希望を叶えていただいた、K総帥とS隊長には、どんなお礼でも足りないくらいです。
僕を含めて、全く車業界とは縁もゆかりも無い職種のプライベーターですが、こんな遊びができるベンツって面白いですね。
また、変態的要望が出てきたら大騒ぎしちゃうかも(爆)
最後に、世の中にはコーディンを生業としているショップも多いですが、
本当に高度な検証と開発を行えるショップは皆無だと思います。
(その証拠にどのショップもコーディング項目はほぼ同じですね)
決して生業を拒否つもりはありませんが、過剰なアピールと虚栄ばかりのショップには騙されないようにしましょう!