3ヶ月ぶりに筑波2000へ練習走行に出かけてきました。
と、ただ練習するだけではもったいない。
前々から気になっていたタイヤの空気圧のセッティングに
答えを見出すためにデータ収集を行うために、
とある場所から
V BOXをお借りしてデータ測定を行いました。
このV BOXはGPSと3軸センサー&CAN通信できる車はCAN情報から
データが取得することができる優れもの。
今回このV BOXを使用し、空気圧違いでのデータからタイヤ特性を明らかに
したいと考え、温間I.P2.2と2.8でのMAX 旋回G とMAX SPEEDを比較することに。
事前の予測では
MAX旋回GはI.P2.2>2.8(台上タイヤ単品データからは2.2~2.4kPaが一番美味しい)
MAX SPEEDはI.P2.2<2.8(タイヤ接地面が少なくなり、ドラッグが減り速度が出る)
と考えいざデータ取り開始。
1本目はI.P2.2kPaで走行。
久々の走行ということもあり、なかなかペースが上がらない。
とはいえ、MAX旋回Gは1.2G MAX SPEED130km/h
ベストタイムは1´16''9
自己ベストから2秒落ちと遅いです(汗)
スキール音はせず。
2本目はI.P2.8で走行。
MAX旋回Gは1.2G MAX SPEED131km/h
ベストタイムは1´17''2
若干スキール音発生。
感覚的には2.8kPaのほうがタイヤの限界を引き出しているように
感じていましたが、データから見るとどちらも変わらず。
旋回Gに関しては、まだまだI.P2.2kPaのほうが余裕ありそうです。
もっと明確に差が出るかと思ったんですが、
やはり、足に対してタイヤが勝っているせいか、あまり差が出ませんでした。
ただ1.2Gが出ているとは立派。
(平均的なスポーツカーはメーカーデリバー状態で大体1.0G出れば御の字)
データを取ることで、課題も浮き彫りに。
今回は久々の走行と言うことで感覚を取り戻すことをまず始めたんですが、
摩擦円(旋回Gと減速Gでリサージュ波形)を描かせたところ
全然円になっておらず、タイヤの限界まで使えていない。
旋回Gに対して減速Gが小さい。
などビビって走行していることが思いっきりデータに出ていました。
今回のデータとは別に、もう一回データ測定を行い、
今年のレースに向けて空気圧の設定を絞って行きたいと思います。
次回練習は、秘密兵器をもう一つ投入予定です。
4月の開幕まで練習するぞ!
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運転技術 | 日記
Posted at
2008/02/03 20:52:24