クラッシック音楽…

…をあまり聴かなくなったのは、
大学生の頃からでしょうか？

ちょうど富田勲のシンセサイザー音楽が
流行り出した頃かもしれません。

『ホルストの惑星』
(最近若い音大出のおね～ちゃんも歌ってますがあれはあまりいただけない)

…はそれはそれで、新しい音楽のジャンルとして当時一世を風靡しました。

しかし、今回このＤＶＤを見て(聴いて)思ったのですが、
クラッシクのオーケストラ演奏と言うのは、やはり素晴らしいですね！

一人一人の(音楽)演奏家が、各楽器のパートを分担した上で指揮者の下で協調しながら一つのまとまりとしての演奏を披露する…

…無論シンセサイザーによる多重録音でも同じようなことは出来るのですが、
これはやはりよくよく考えてみるとつまらない？

私はゲームはやらないのですが、それは何故かというと
人間がプログラムしたソフトは結局誰がやっても同じ結論が出てしまう。
つまり、開発者やネタ本のマニュアル通りにやれば誰でも満点が取れる訳です。

シンセの音楽が結局下火になってしまったのは、案外同じ理由からかもしれません。

オーケストラの指揮者にしても、ひょっとしてこの人がいなくても別に演奏は出来るんじゃないかと思うかもしれませんが、実はそれがそうではありません。

私に指揮の経験があるから言うのではありませんが、
確かにコンサートマスターの合図で演奏を始めて、
始められないことは無いと思います。

しかしそれでいい演奏が出来るかと言うとそうではないんですねこれが…

あくまでも人間と言うファジーな演奏家が同じ場所・同じ時間に集った上で各人が一つの要素(パート)としてオーケストラという一つの集合体(交響曲)を作るわけです。


まぁ、あまりごちゃごちゃ言っても仕方ないのですが、このＤＶＤはなかなかよい出来です。

演目(ワーグナー)も素晴らしいですが、何百年振りかのドイツ(それもミュンヘン)出身のローマ法皇就任祝賀のミュンヘンフィルのコンサートです。
素晴らしくないわけが無いのは当たり前かもしれません。


ますます来週のサントリーホールが楽しみになってきました。＾＾