前回までのFC3Sレストア
製廃となっていた私にとっての重要内装部品の手配をしたく探しに探した挙句、どうやら手配ができそうだというところで、
まさかの純正部品10%値引という「ある種の確変モード」に突入。
しかし、この確変モードは2週間というタイミリミット付きであることが判明したため、板金屋さんの選択、車両の陸送、そして一気に必要部品全てを手配と、やるべきことが盛りだくさんの状態に。
果たして2週間で終わるのか・・・
どうも、ご無沙汰しております。
何でもかんでも仕事のせいにはしたくありませんが、なかなか元の日常が取り戻せない状態です。
加えて、リアルなFCのレストア進行状況でも手が掛かる話が幾つかでてきており、余力が全くありません。なぜこんな時にレストアを・・・いや、なぜこんなタイミングで仕事が・・・
さて、2週間という突然告げられた期限に、手に汗握る感がありますが、実際は、焦りから来る
テンションダウンの状態でした。(^_^;)
とりあえず
板金屋さんを決定せねば購入部品の確定ができない為、話になりません。
板金屋さんを決定するにあたり、これまでの会話と概算見積りそれと、みなさんのレビュー&レポートを参考に、私が
さっさと決断するしかありません。
・取るべき部品がある程度見えている(真剣に見積もりしている)
・取るべき部品がある程度そろっている(私なりの安心感)
・レスポンス(対応スピードと対応力)
・対応の丁寧さ(誠実さ)
・実績(これ大事。全てといっても過言でない)
以上の5点を比較して、
私は「ある板金屋さん」に決めました。
評価は5点並べましたが、一番の
決め手はやはり実績です。
色々と他の方の修理過程やレストア過程の記事を参考にしながら決めたつもりです。
板金屋さん選びは少なくとも鉄板の切った貼ったはもちろん、
パネルの復元ができないと話になりません。
旧車の事故車が完全修復できれば、その辺りは出来ると判断してOKなのかもしれませんが・・・
ちなみに私のFCは
無事故車で、
唯一の事故・・・といえばガルウイング化くらい?(^_^;) ですが・・・
今回パネル製作復元をした部分があります。
恐怖の製廃で新品パネルがでませんでしたので作ってもらいました。(T_T)
どこのパネルを作ったかというと・・・先ほど事故と言ったガルウイングをつけていた部分パネルです。(TдT)
話が脱線しますが・・・
※ガルウイングなFCオーナーの方へ、
ドアを元に戻す時はご注意を。
ポン付けキットとはいえ、カウルサイドパネルをハンマーで叩いてフラットに潰した上で、ガルウイングキットの土台を取り付けしているケースが多いです。自身で取り付けた方なら、思い出して下さい。
F044-70-210F カウルサイドパネル右 製廃
F044-71-210E カウルサイドパネル左 製廃
ドア完全に戻すときの撮るべき手段は・・・3択です。
1.気にせずドアを戻す。(パネル潰したままでドアは戻せるはずですが・・・オーナーのキャパ次第です。私は無理でした)
2.廃車より中古パネルを手に入れる
(フェンダーとドアを外して、溶接されたパネルを外す必要があるので大ごとです。)
3.パネルを作る(作ると言っても見本となる元パネルがないと作れません。現物確認ができる環境が必要で、それを準備するのが大変です)
脱線終わり。
この板金屋さんなら、FCを任せられる!!
一度そう決めれば腹もくくれます。(順番が逆かもしれませんが・・・)
そこからは
即電話で打ち合わせ、車両の陸送についてを話します。
ちなみに
車を陸送するという行為ですが、車を車で運ぶわけですから訳ありの行為です。一般人にはあまり縁がありません。あったとしても
1.車を買ったら納車時にローダーで陸送されてきた
2.車検の為、積載で引き取られていった
3.車が不動になった等のケースかと思います。
こうやって並べますと、私は1~3すべて経験済みだったりします(^_^;)
※いずれもポルシェで、3はリアタイヤがバーストして動けなくなりました。
しかし、それはあくまで他事のおまけとしてのローダーです。
自分でローダーを手配するという
面倒くさい貴重な経験をしましたので、一応、参考までに私の実例を。
陸送費用の見積りは
陸送距離で計算されます。私の場合、追加で2点要素がありました。
1.車高
車高が低いと
普通のローダーではリップやバンパーがあたりますので載せれません。
リップを外して載せれればまだ良いですが、エアロが付いている場合バンパーをはずさないと載せれないケースもあります。
スロープを緩やかにするために木板スロープを準備するのも良いですが、
最初から低床車両対応のローダーを呼びましょう。
ちなみに、私のFCは最低地上高ギリギリ?ですので低床車両対応ローダーでもリップを擦りました。
リップは交換するつもりですのでどうでもよいのですが、この後リップが製廃していることを知って焦り、そして製廃から復活していることを知って安堵するという、無意味な感情の変化を強いられました(^_^;)
2.自走の可否
むしろこちらがポイントかもしれません。私は自走不可としてローダーをオーダーしました。なにせ10年不動でオイル交換なしです。エンジンはかかりましたが、
走れるかは別物です。
自走不可の場合、ウインチや、ジャンプ用バッテリーなどの装備が準備されローダーがやってきます。
スロープ登ってエンジンブローした日には泣けますからね。
さて、きになるお値段ですが、片道約450Km圏で
陸送費は約9万円です(T_T)
いや、払いますけど・・・なんなのでしょうか?この正体不明のやるせなさ感。(^_^;)
本ブログを愛読頂けている方は、この心情をご理解頂けるのではないかと思いますm(_ _)m
日程調整を重ねた結果、その週末に実家へローダーが来ることになりました。次の問題は
誰がローダー業者とやり取りしてFCを載せるか?です。
・家族はMT車が運転できない(アイドリングしないので運転できても超大変)
・ガルウイングの為、むやみに他人に扱わせれない(一番面倒くさいです)
・エンジンブローのリスク(エンジンはかかるので、知らない人に万が一自走されたら・・・)
本当に面倒この上ない状態だったので私が前日に実家に入り、ローダーを待ち受けることに。当然、移動の交通費がかかりますので、
往復3万。陸送の
合計は12万となります。
厳密に言えば写真撮影でも
往復3万かかっているので
15万です。
まだレストアも始まっていないのに、なんと15万円もかかりました。(TдT)
15万あれば、ちょっとした海外旅行だってできますが
私は「車を車で運ぶ」というまさに「誰得」な「謎の国内旅行」をFCにプレゼントするようです・・・
きりが良いので・・・
つづく。
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Posted at
2015/10/29 20:02:38