![高知にて 高知にて](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/764/885/47764885/p1m.jpg?ct=37440d15f4d2)
さて、徳島から四国の山中を通って高知に向かいます。
吉野川に沿って走り、祖谷渓、大歩危、小歩危などを通って車は高知県に入りますが、今は道路事情が良くて助かります。昔は大変だったろうなぁ・・・
高知に入って先ずははりまや橋へ向かいます。ここは土佐電の路面電車が平面交差をしているだけではなく、東西に延びている路線と南北に延びている路線のそれぞれからもう一方の路線に入る分岐ポイントがあって、上から見ると見事な幾何学模様になっています。
はりまや橋で進路を変えて先ずは後免町方面へ。この沿線は道路の脇に専用軌道がある造りで、警報機や遮断機が無い踏切が数多くあります。これも鉄道法ではなく軌道法に則って線路を敷いたために比較的縛りが緩かったのでしょう。
そこに住んでいる人たちにとっては当たり前の光景かも知れませんが、日本全国見てもあまり類が無い光景なんじゃないでしょうか?まぁあと何年見られるかは分かりませんが・・・
後免町に近いところは新興住宅地になっていて大きな道路が新たに作られている最中になっています。渋滞の緩和目的なのかな?この辺まで来ると古い家屋なんかは水路に沿っていたりしてさながら日本の原風景のような様相です。
ここでタイミングを計り、西に向かう電車を追いかける形でしばらく進み、国分川を渡るタイミングで専用軌道に沿って走り、前走の車両を追いかける形にします。
このままはりまや橋を越えて今度は伊野方面に向かうのですが、ここでちゃんと下調べをしてなかったために致命的なミスをしてしまう事に。鏡川を超える際に車線を間違えてしまい脇道にはいってしまったり、それより悔やまれたのが朝倉付近の併用軌道が狭い道の北側に敷いてあり、ここは軌道内進入可となっていますが、単線であるが故に西から東に向けて車を走らせている場合、向こうから路面電車が来た場合は対向車線に出て進路を譲るんですが、この道路自体が中央線も引かれていない狭い道路なので対向車線が車で渋滞しているともうどうにもならないという、かなり難易度が高いポイントです。
でもね、こういうところを走って慣れておけば逆に日本全国どこに行っても臆することなく走れます。しかし、地元の人たちは慣れてますなぁ。もっとも、バイパスができたお陰で随分走りやすくなったと思います。昔は難所だったろうな。
気になったのが土佐電の線路にかなりの頻度で待避路線っていうの?すれ違いができるように部分的に複線になってるところが設置されてる事。昔は電車の需要がそれだけ多く、それなりに本数も多く頻繁に走ってたんだろうという事は想像できます。ただね、鉄道のポイントって確かかなり維持費が掛かるらしいんですよね。耐久年数が過ぎたら今後は廃止されるんじゃないかな?
ただ不思議な事にここ、撮影ポイントとしてはかなり魅力的だと思うんだけど、昔の写真集とか見てもここで撮られた画像って殆ど見ないんですよね。だから自分もこんなスポットがあったなんて知らなかった。沿線には高知大朝倉キャンパスとかあるんだけどね。
で、まぁコンビニがあったんで取り敢えず駐車場に車入れてコーヒー飲みながらどう撮るか考えていたんですが、下り上りのタイミングが微妙に合わない。仕方がないんで東に向かう方を一回、西に向かう方を一回、それぞれぶっつけ本番で撮って松山に向けて高知を後にしたのでした。
実はこの日、かなり暑かったんで正直キツかったというのもありました。
Posted at 2024/06/06 01:17:58 | |
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