ISCV清掃 (^^)

中古で購入したアトレーワゴン。

前オーナーがどんな乗り方、メンテナンスをしていたのかが解らなかったため、予防措置としてISCV(アイドル･スピード･コントロール･バルブ)の清掃を行いました。

ちょっと前の車はこのISCVが汚れるとアイドリングが不安定になり、最悪エンストするそうで、ダイハツのKF(エンジン型式)にもよくある症状との事です。
ちなみに今の車は電気制御されていて、この作業は不要みたいです。

アトレーワゴンは運転席の下(スロットルボディー横)にありますので、配置を記載しておきます。

まずはカプラーを外して、上下を固定しているネジを外しますが、このネジの位置が悪く、おまけに固く締まっているので、ネジをナメる前に貫通ドライバーとハンマーで軽く衝撃を与えると緩め易いです。

長さの違うドライバーが何本かあると良いかもですね。

あと、下部のネジを落としやすいので、慎重に作業を進めて下さい。

取り外したISCV、カーボンが厚く付着して真っ黒でした。
アイドリング不調が出ていたのかも知れませんね。

根元にOリング(ゴムパッキン)が付いているので注意して下さい。

パーツクリーナーを吹きかけてウエスで拭き取り、を繰り返してカーボンを除去します。
相当汚れていました。歯ブラシを併用したほうが楽だったかも･･･

右下にOリングがありますが、ほとんどがオイルで伸びてしまい再使用出来ないみたいですが、幸い伸びておらず再使用出来ました。

スロットルボディー側もこんな感じで真っ黒でした。
配置が悪く、スマホを突っ込んで撮影しました。

ここもパーツクリーナーとウエスで清掃します。

スロットルボディーのインテークパイプを外すと上部にISCVの通路が見えます。
スロットル全閉時(アイドリング時)にこの通路を空気が通り、回転数に影響します。
こちら側からも同じように清掃します。

スロットルボディー内は汚れていませんでした。
納車前に清掃されたかと思われます。

各所、清掃が完了したら逆手順で組み付けます。

あまり不具合は感じていませんでしたが、最後にECUの学習昨日をリセットします。

こちらも運転席の下、ヒューズボックス内のECUヒューズ(15A)を15分間ほど取り外します。
時間が経ったらヒューズを刺さないままキーをONにして、OFFにします。(セルは回さない事)
その後、ヒューズを挿してセルを回し、しばらくアイドリングで学習させます。

パーツクリーナーを使用するので最初はエンジンが掛かりにくいかも知れませんが慌てないで下さいね。


作業後、アイドリングだけですが若干安定した感じです。このまましばらくは様子を見たいと思います。