アイドリングストップから再始動できず(T9)

妻から「信号待ちでアイドリングストップ(以下IS)すると、再始動できない」という連絡が入る。自分が運転しても再現しないのだが、安全のためほとんど車が通らない道で試しに妻が運転する横に乗ると、確かにISしたあと再始動に失敗してエンストしたままになる。いったんPレンジに入れてエンジンスタートボタンを押せば始動する、という症状が再現した。右折時などにこれが起こると非常に怖いし危ない。IS(エコモード)をオフにしても勝手に止まる。ディーラーに相談したが、「そんなのは聞いたことがない。とりあえず自走せずキャリアカーなどで送り込んで」とのこと。

Pレンジからの始動は出来るけど、ISの時の始動はできない。窓を開けてエンジン音を聞きながら再現させると、ISした後再始動を試みるときに、ベルトが滑るような「キュルキュル」という音がする。何となく原因に想像がついた。

任意保険に付帯していたロードサービスを使ってディーラーに持ち込み(運搬費用2万円ちょいは保険会社負担。ありがたや)。結局原因は、想像通りドライブベルトの緩み。308はIS後の再始動はスターターモーターではなく回転中の補機(WPかなぁ)の力を借りてドライブベルト経由で始動しているそうで、テンショナーがヘタっていたため再始動できなかったようだ。テンショナーキット一式の交換でキレイに治った。工賃と部品代で７万円(涙)。

ネットを漁っても308ではこの症状の事例は見つけることができなかったが、スズキのISでは結構ある症例のようで、原因推定の参考になりました。ただし、エコモードオフにしてもISしてしまった理由は不明。そもそも気温34°以上とかエアコン全開時は作動しないはずだそうですが、再現時は両方とも条件を満たしており、あれは何だったんだろう？