最新自動車の「キーレス」が危ない 解除ハッキング可能な24車種リスト
THE ZERO/ONE 4月14日(木)16時18分配信
攻撃されやすい車種
なお、ADACの研究者らが自動車メーカー19社の24台の欧州仕様車で実験を行ったところ、攻撃技術は1台を除いて全ての車に有効だったようだ(BMW i3は解錠できなかったが、エンジンを始動することはできた)。攻撃されやすい自動車一覧は下記の通りだが、これがすべてであるとは考えない方がいいだろう。
・アウディ: A3,、A4、A6
・BMW: 730d
・シトロエン: DS4 CrossBack
・フォード: Galaxy、Eco-Sport
・ホンダ: HR-V
・現代自動車: Santa Fe CRDi
・起亜自動車: Optima
・レクサス: RX 450h
・マツダ: CX-5
・MINI: Clubman
・三菱自動車: Outlander
・日産: Qashqai、Leaf
・オペル: Ampera
・ランドローバー: Evoque
・ルノー: Traffic
・双竜自動車: Tivoli XDi
・スバル: Levorg
・トヨタ: RAV4
・フォルクスワーゲン: Golf GTD、Touran 5T.
オーナーがすべきことは?
「キーレスロックシステムの自動車の所有者は、鍵をしまう場所に今以上に注意すべきだ」と研究者は指摘する。解決法は、鍵を冷蔵庫やファラデーケージ(訳注:電磁波シールドされた空間)に保管し、やってくるすべてのシグナルを遮断することである。しかしこれは実用的ではない。
アルミホイルでキーを包むかアルミ缶の中に鍵を置けば、材料の厚みにもよるがこの攻撃手法を無効にできる場合もあると研究者らは言う。しかし研究者らはどちらの対策も推奨していない。
これに対策すべきなのは自動車メーカーだからだ。「自動車メーカーには義務がある。高いロックシステムが、普通のワイヤレスリモートコントロールよりもずっと簡単に解錠できてはならない」と彼らは指摘する。
この対応策の開発は喫緊の問題だ。そして、既に工場から出荷された自動車にもそれを実装できるようにすべきである。
Posted at 2016/04/15 08:35:21 | |
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