YOKOHAMA ADVAN NEOVA AD09  

「スポーツプレミアム」勢よりも三割近くリーズナブルに入手できたので、ブレーキも強化したこともあり最近のサロンで登場したネオバAD09を履いてみることにした。

・PS4Sより3段階ほどグリップは良くなりボトムスピードが二割ほど上がる。EJからの乗り換えで特に高速域での車の加速感に課題感を感じていたが、車速をそこまで落とさずに区間をクリアできるので課題感がなくなる。そもそも車速が落ちづらいように乗り方やクルマを合わせ込んでいけばもはや絶対的な加速うんぬんは区間通過タイムという観点においては大きな問題ではなくなってくるということがわかる。
・コーナーの中盤で踏み込んでいくシチュエーションでは横80%縦20%→縦70%横30%のようにグリップの切り替えが発生するがとくにこのシチュエーションにおいて「スポーツプレミアム」なV107はグリップが突然抜けピーキーで、PS4Sは多少操作のマージンがある感じであったが、縦横グリップの切り替えでの余裕が比べるのが失礼なくらい圧倒的に高く、また縦横の切り替わり方がリニアで分かりやすいのでタイヤの状態を掴みやすい。「プレミアムスポーツタイヤ」は縦方向の成分を燃費やら乗り心地やら静粛性やらウェットやら色々なものに使わないといけないがこのタイヤはそこの「プレミアム」成分はサッパリ捨てているので、、。
・クルマの動きだしやエンブレなどは如実に抵抗感が増し増しになり市街地での弱い加減速が連続するシチュエーションでは燃費がかなり悪くなるので少しでも燃費派成分があるならば絶対に手を出さないほうが良い。
・乗り心地はこれ系ではまともで Potenza S001/007よりも良いかも。特にサラサラ系の細かいノイズはいなしてくれる。ある程度大きい入力はモロにショックは来るし脚まわり見直さないと車体も動いちゃうので、まぁ、ポテンザレベルっていうくらいの割引くらい。ロードノイズは諦めるべし。
・ウェットグリップは思ったより悪くはなく、ドライの感覚と同じ感覚で取り扱える。鉄板の上みたいなところは避けたほうが良いが、、
・「スポーツプレミアム」なタイヤに合わせてきた脚まわりの設定変更が必要で減衰を締めて調整したが、このタイヤ入れて納得感をもって使い切るならば少なくとも車高調が必要かなとは、、
・TW200なので実はVBHの標準タイヤと同じTW。
・怒り肩のショルダー、特徴的なパターンなど唯一無比な満足感はある。なお、ここが1番気に入ってるポイントである。