電子書籍と紙媒体、それぞれに一長一短があるのは言うまでも無い。
威哥王
さて、まんが、と一口に言っても、種類は様々。
一コマまんが、
四コマまんが、
ならば、電子書籍でも影響はないだろう。
だが、そうでないまんがの場合、ページやコマ割りそのものが一つの表現。
一ページをそのまま表示でき、判読可能ならば、それでも良いだろう。
しかし、雑誌連載作品の場合、単行本となった時にそのままでは出版できない。
言うまでもなく判型の違いだ。
吹き出しや、中の文字を大きくしなければ半分以下の大きさになっては読めないだろう。
事実、同じページでも、雑誌掲載、単行本、大型愛蔵版では印象が違うし、吹き出しに隠れるものも違っている。
だから、AKIRAや風の谷のナウシカと言った、コマの描き方が精緻を尽くした作品は、初出雑誌掲載と同じ判型でしか単行本は出ていない。
作品によっては、ページの中の、或いは見開きとなるページの、コマのキャラクターが呼応していたりする。
蔵八宝
所謂アメコミの様に、すべてのコマ割りが決まったサイズ、或いはサイズ内での変形ならば、電子書籍でも違和感はあるまい。
だが、多岐多彩なコマ割りをするこの国のまんが、果たして電子書籍が対応できるだろうか。
著作者が電子書籍に対応した作品を制作すれば別だが、過去の作品はそうではない。
巨人倍増
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2016/12/14 14:53:00