Bee☆R BR-ROM  

先日、ECUをBR-ROM（ハイオク ストリート仕様）に書換えしてもらい、一般道・高速道・峠と一通り走行してみましたのでレビューを書きます。

L15Bエンジンのステップワゴンは、1.5Lにしてはトルクフルでスルスルと静かに速い印象で日常使いでは特に遅いとは感じておらず、不満もありませんでした。
ですが・・・ 『 刺激的か？ 』 『 速い！と感じるか？ 』 『 楽しいか？ 』と聞かれれば答えは【 NO！】でした。

ミニバンにそこまでの性能を求める事自体がナンセンス！そんな事より、多人数乗車で荷物を沢山積んで、安全・快適に移動出来れば十分！さらに燃費も良ければ最高！的な乗り物なのかも知れませんが・・・
ドライバーとしては、どうせ運転するなら【 楽しい方が良い！ 】に決まってマス！
今は諸事情でミニバンに乗っているけれど、昔はスポーツカーや速い車に乗っていた方で 『 あの頃は楽しかったなぁ～ 』 と思われる方々を満足させる 【 スポーティーに走るミニバン 】 に間違いなく変身します！

まず、全体的な印象としては、アクセル操作に対するレスポンスの向上、中低速域でのトルク感が増し、今まで以上に運転が楽にそして、楽しくなります。
※わかりやすく言えば、ATの 【 スポーツモード（常に1段下のギア） 】 で走行している様なフィール、だけどエンジン回転数はそれほど高くない（上がってない）が一番近い感覚

ECU書換え前と顕著に違うのは、高速での再加速時にキックダウンせずにそのままトルクで加速して行く事と峠の上りで今までかなり苦しかったのが大分改善されました。
出だしと高速高回転域での伸びに関しては、ハイオク ストーリト仕様の場合、劇的な変化は感じませんでした。

絶対的な速さを求めてのパワーアップチューニングを期待すると少し違うかも知れませんが、3,500rpm回転から上では吸気音・エンジン音が変わり（書換え前には聞いた事がない音）ミニバンでは通常あり得ない加速を体感出来、速くなった感は十分に味わえます。

乗り心地を損なわず、同乗者に不快な思いをさせず、燃費も落とさず、でもその気になれば結構速く、楽しく走れる車

安価に気軽にそして、安全マージンが担保された範囲内でこれだけドライブフィールの変化を感じられるチューニングは他にないと思います。

ROMチューニングは物理的なモノがある訳ではないので、書換え後の変化が体感出来るか否かが全てです。
気になる方は、自身へのクリスマスプレゼントに！
是非お試しあれ！

《 満足している点 》
・国産Mサイズミニバンの中では間違いなく最速になったと…思う！（中低速はRP5の方が速いが80km以上からの再加速と伸びはターボ車優位）
・3,500rpm～5,500rpmのパワーバンドはマヂで ヤバぃ！（今まで聞こえなかった吸気音が聞こえ、ターボ車である事を実感出来る）
・トルク感モリモリ（ミニバンとしては）で体感速度は相当に速くなりました
・ミニバンにこれ以上の速さは不要と思う（これ以上は足回りとブレーキに手を入れないと危険）
・チューニング前と全く同じ走らせ方ならアクセルの踏み込み量が減るので燃費は上がる・・・ハズ
・お土産も沢山もらってしまいました！（写真の切り文字ステッカーは購入するつもりでしたが特別にサービスしてくださいました）
※今井代表、その節はありがとうございました！

《 不満な点 》
・ブレーキラインに手を出したくなる（無限のブレーキパッドへの交換程度では制動力が絶対的に不足している）
・燃費の悪化（楽しくて今まで以上に踏んでしまうので・・・www）