kw street comfort 取り付け～その1

先日通販で購入したkwのstreet comfortを取り付けました。
BMWはなかなか個人で交換されている方が少なくて情報を集めるのも大変でした。結果、国産車とは違うサイズや種類の工具が必要であったりと結構大変でした。

少しでも参考になればと写真を撮りながら進めたのですが、途中から写真を撮るのも面倒になり肝心なところが抜けていたりしますが、記録のためにもアップします。

作業自体は会社の何でもできちゃうKさんのガレージを借りて一緒に取りかかりました。素人一人での作業はやめた方がいいでしょうね。写真はジャッキアップしてウマをかけたところです。

今回はフロントから開始。
まずエンジンルーム後端左右のカバーを外します。
それぞれ3カ所爪が引っかかっているだけなので手前に引っ張ると外れます。

続いてアッパーマウント上部のゴムのカバーを外します。左右ともクリップで固定されています。クリップは中央のピンを内装剥がしで抜くと外れます。アッパーマウント中央のナット部分の上にはプラスチックのカバーがはまっていますのでこれも内装剥がしで浮かせて外します。

ここでアッパーマウント上部の固定ナットを少しだけ緩めました。インパクトで緩めず、フレアナットソケットと六角を使います。BMW専用SSTもありますが、フレアナットソケットで代用可です。
ただし、車両純正のナットは18mm、kwの車高調付属のナットは19mmです。これらナットはネジピッチが異なるため純正ナットの流用は不可です。

その後でアッパーマウントを固定しているボルトを緩めておきます。ボルトは13mmの六角ですが、タワーバーを固定しているのはトルクスです。私はマルチのソケットを使いました。

続いてショック本体を固定している下部の受け部分に取りかかります。
ホンダのダブルウィッシュボーンのようにカップ状の受けに乗っています。これをボルトで締めて挟んで固定しています。
まずボルトナットを緩めて外します。続いてカップの側面のスリットを広げないとショックは抜けません。
この構造はVWのGOLFと似ているということで、Kさんが自作したツールを使ってスリットを広げます。ボルトの先端を楕円形に切削してあり、回してこじ入れると広がる仕組みです。

続いてスタビリンクを固定しているナットを外します。
このナットは緩み止めのカエリがあるためただ単に回しても緩みません。ボルトの方はトルクスの形状になっているので、トルクスを固定して回して外します。インパクトでもいけそうです。

ここまで来ればショックを上方向に持ち上げて抜くことができます。
固着気味の場合は浸透スプレーを一吹きすればスルッと抜けます。
純正ストラットは長さがあるため、真上に持ち上げるとスペースがないので、あらかじめ手前のフェンダーより外側へアッパーマウントを出しておきます。このときABSセンサーへの配線などが引っ張られないよう注意が必要です。

続いてアッパーマウントを外します。
スプリングコンプレッサーを掛けてバネをこれでもかというくらいまで縮めておきました。バネが3巻きある方はうまくかかりますが、180度反対側は2本になるためうまくかからない場合があります。
今日はKさんがコンプレッサーにカラーを挟んで対応しました。
コンプレッサーの掛かりが甘いと非常に危険なので要注意です。
十分に縮ませてから毛布にくるんでインパクトでナットを外しました。
一旦緩めてあるのでショックのロットが回ることなくインパクトでもナットを回すことが出来ます。