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1年で自分の歳と同じ数45冊を読めるか～その31

北方謙三　著　　集英社　　金沢泉野図書館　蔵

八巻から4ヶ月近く開いて少し内容を忘れちゃってます。

衝撃の戦闘シーンもわくわくどきどきでしたが、意外とあっさり終ってしまいました。
この物語もかなり終わりに近づいてきました。

このシリーズの目標には今年はぜんぜん届きそうにないです(T T)

1年で自分の歳と同じ数45冊を読めるか～その30

宮部　みゆき　著　　新潮文庫

宮部みゆき6冊目♪
第120回直木賞受賞作品。

東京荒川区の超高層マンションで凄惨な殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の惨殺体。そして、ベランダから転落した若い男。調べていくうちに4人の死者はそこに住んでいるはずの家族ではなかった。
そこの部屋に住んでいるはずの小糸家の家族はローンが払えず夜逃げし、別の場所に。占有屋として住んでいた砂川家の家族は実は家族ではなく砂川信夫以外は全くの他人。偽の奥さん、偽のおばあさん、偽の息子。そして、競売でその部屋を購入したのに犯人のように逃げ回っている石田。石田が潜伏している労務者専用宿「片倉ハウス」の家族。そして、偽の息子とできて赤ちゃんをもうけた娘の家族。
複雑な関係でつながっているこれらの家族を事件後取材してそれぞれに話を聞きながら、事件の真相を説明していく形で小説は進んでいく。最後の最後まで犯人がだれでどうしてそんなことが起こったのかわからない。この事件が起きた「理由」は現代が抱える家族のありかたにあった。

相変わらず宮部みゆきの小説はじれったかった(^^;


ちょっとペース落ちてる～(- -;
目標に届くかなあ．．．

1年で自分の歳と同じ数45冊を読めるか～その29

宮部　みゆき　著　　新潮文庫

宮部みゆき5冊目♪
嵌ってます(^^)/
山本周五郎賞受賞作品。別冊宝島「もっとすごい！！『このミステリーがすごい！』」1988－2008ベスト・オブ・ベスト国内編第1位だそうです。
休職中の刑事本間が親戚の男性に頼まれて失踪してしまった婚約者「関根彰子」の行方を捜す。調べていくうちになんと男性と婚約した女性は「関根彰子」ではなかった！調べていくうちにカード社会の犠牲になった自己破産者の壮絶な人生。最後の最後まで犯人が出てこない、いったいどうなるんだ～ってどきどきしながら読んでいくと…。自分的には歯がゆさが残るラストでした(^^;

1年で自分の歳と同じ数45冊を読めるか～その28

宮部　みゆき　著　　集英社文庫　　金沢泉野図書館　蔵

ネット上での家族ごっこの「お父さん」が殺された。3日前に絞殺された女性と遺留品が一致したため合同捜査となる。一見つながりがない2人だが捜査していくうちにデスク一筋のベテラン刑事があることに気がつく。宮部みゆきのほかの小説「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事がこの小説で共演し、この事件のなぞに迫る。これはどんでん返しのどんでん返しで全く読者の推理を寄せ付けない。最近は宮部みゆきワールドにどっぷりはまってしまいました(^^;

1年で自分の歳と同じ数45冊を読めるか～その27

宮部　みゆき　著　　新潮文庫　　金沢泉野図書館　蔵

「本所深川ふしぎ草紙」に続いて時代小説、８話からなる短編集。
時代小説ながら現代でも通じる人間の深い心情のゆらぎ。だれにでもある心の闇と光。人生のほろ苦さがしみじみ～と感じられます。