ブレーキキャリパー塗装
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ホイールを変更してから、やけに目立って気になっていました。
ホイールが10本の細いスポーク形状で、その合間からブレーキキャリパーが丸見え!
しかもブレーキダストとグリスで黒く汚い!
オシャレは足元からとも言いますし、せっかく良い車乗っているんだから、足元が汚れていると台無しです(๑´∀`๑)
写真では綺麗に見えていますが、近くで見るとグリスとブレーキダストなどで汚いです。
という事でキャリパーを綺麗に清掃して、塗装する事にしました(๑•̀ㅂ•́)و✧
2
某オークションで良さげなのがあったので購入しておきました。刷毛もセットでした。
耐熱塗料で耐熱温度が300℃と耐熱性に優れています。
全39色のラインナップで迷いましたが、『オレンジゴールド』にしました(。˃ ᵕ ˂ )b
基本100mlですが、さらに必要に応じて50ml単位で増やす事も可能との事でした。
キャリパーだけなら100mlで足りると思いましたが、塗装の経年劣化や剥げなどの時にすぐに修復出来るように余裕をみて150ml注文しました。
カラーの塗装だけでも十分に艶がでるのですが、さらに耐熱クリアーを重ね塗りすると驚く程の艶になるとの事だったのでクリアーも同時購入して準備しました。
塗料缶の蓋を開けると。。
なんか毒々しい色合い∑(๑º口º๑)!!
3
まずジャッキアップしてホイールを外さないといけません。
ジャッキアップしますが、作業は正しく慎重に行わないといけません。一つ間違えると大怪我、最悪の場合は死亡事故につながるので最新の注意が必要です。自身がない場合は自分一人で行わない事!
まず、車両を平坦な場所に駐車します。
ジャッキアップは凸凹や傾斜のある場所では絶対に行わない!!
①クロスレンチでホイールナットを軽く緩める
②輪止めを設置
※安全上設置する事!
③フロアジャッキをジャッキポイントに当ててリフトアップ
※確実にジャッキポイントに当てる。分からない場合はマニュアルなどで事前にジャッキポイントの位置を確認しておく事!
④サイドのジャッキポイントにリジットラック(ウマ)をかける。
※事前にジャッキポイント位置をマニュアルなどで確認しておき、ジャッキポイントにリジットラックがかかるように注意して設置する。
⑤フロアジャッキのリリースを緩め、リフトダウンする
※リリース方法はジャッキによっても異なるので取扱い説明書をよく読んで作業して下さい。
⑥リジットラックがしっかりジャッキポイントにかかっている事を確認する。重要です。
なおかつ自分の場合は、この後にフロアジャッキをジャッキポイントにほんの少しだけテンションをかけて支えておきます。万が一、何かの拍子にリジットラックが外れてしまった場合に車体を支えられるように。これが正式なやり方か分かりませんが心配性なので。。。
ここまで行ったら、ホイールナットを緩めて外し、ホイールを車体から外します。
4
ようやく、ブレーキキャリパー現れました!
まずはブレーキキャリパーの汚れ落としと、脱脂を行い塗料の付きを良くします。
ブレーキクリーナーとウエスでブレーキキャリパーの汚れ落としをしました。
そしてさらにワイヤーブラシでゴシゴシ擦って更に汚れを落とします。また、ブレーキキャリパー表面に細かい傷を付ける事で塗料の付きを良くできます。
ゴシゴシすると黒い細かい粉がポワ〜んと舞います。
ブレーキクリーナーで綺麗にしたつもりですが、ブレーキダストがまだ付いているのですね!
隙間や角など十分に清掃仕切れないので、一部ブレーキキャリパーを解体する事にしました。
※ブレーキは安全上では最重要な機関です。バラす事をする場合は十分知識を持ってする必要があります。自分の場合は、プロのディーラー元整備士のアドバイスを元に行いました⚠️⚠️⚠️
シリンダーボディーを固定しているボルト2箇所のうち下側のボルト(14mm)を外し、シリンダーボディーを動かせる状態にしました。
ボルトを外すとシリンダーボディーの下側がフリーになり動かせるので、シリンダーボディーを上に持ち上げ、ボルトが通っていた穴にS字フックをかけ、車高調のスブリングにぶら下げて固定するとやりやすいです。
最終、再度ブレーキクリーナーとウエスで汚れと、油脂を綺麗に除去します。
えぇ〜い!ブレーキパットも外しちゃえ!
塗装する時も邪魔なのでブレーキパットも外しました。
怖いので外すつもりは無かったですが、元整備士の指導を受けながら外しました。
5
いよいよ塗装工程です!
果たして上手く塗れるのか((*p'∀'q))
その前に塗装が付いては困る箇所へマスキングテープで養生します。
ディスクローター、ガイドピン、ロックピンなど。
マウンティングブラケットが邪魔で上手くマスキングテープが貼れないので、ディスクローターは手で回すと動くので、貼りやすい位置にマスキングテープを貼ってからディスクローターを回転させてて、塗装箇所を保護するように調整するとやりやすいです(*^^*)b
マスキングが終わったら、塗装していきます。
刷毛で初めは薄く着色しました。
片側塗ったら反対側にまわり、同じように着色します。
こうしているうちに初めに塗った片方は、あらかた乾いているので、2回目の着色をします。
これを3回繰り返し、3度塗りしました。
塗料の付きも良く綺麗に塗れたと思います。
6
両側塗れたらマスキングテープを綺麗に剥がします。
この後に塗装を焼き付けして塗料の密着強度を高めるため、ビードガンで乾燥、焼付けしました。
この程度で焼き付けになるかは?ですが、15分程度加温し続けました(。˃ ᵕ ˂ )b
7
解体したディスクブレーキを組み立てます。
しっかり組み立てないと最悪の場合、ブレーキ効かず大事故を招きます。整備士のアドバイスの元、慎重に組み付けていきます。
マウンティングブラケットにパッドクリップ2個を取付け、ブレーキパッドをディスクローターの表側と裏側の2箇所取付けます。
車高調スプリングに引っ掛けていたS字フックを外して、シリンダーボディーを下ろしてブレーキパッドの所に被せます。
この時、ブレーキパッドのズレやシムのハズレ・ズレがないように注意して行う⚠️
元のブレーキパッドを装着するので、基本的にピストンの位置は変わらないので、シリンダーボディーはそのままはめる事は出来ると思います。
新しいブレーキパッドに取替えしパッドの厚みが厚くなる場合や、何かの拍子にピストンが飛び出した場合は、ピストンを押し戻すSSTなどの特殊工具または、ピストンを押し戻すことのできる工具が必要になってきます。
シリンダーボディーを組み付け出来たら、解体時に外したシリンダーボディー下側のボルトをはめて締め付けます。
最後に念の為、ブレーキペダルを2〜3回程度踏んでおきます。
ジャッキアップしているので、車両には乗れないので、足で踏み込むのではなく、手でブレーキペダルを動作させれば良いと思います。
なぜ行うかというと、何かの拍子にブレーキピストンが押し戻されていた場合は、ブレーキを踏んでもピストンがブレーキパッドを押さえる事が出来ず、最悪ブレーキが効かなくなる事もあるからです。((((;゚Д゚;;;)ノノ ヒェェェェー
今回はブレーキパッドは元の物を再度取付けています。ブレーキパッドが変わる場合は、また手順が変わるので、別途手順を確認の上、確実に行う必要があるのでご注意下さい。
クドいようですがブレーキは安全上とても重要な機関です。整備には知識や技術が必要となります。決して安易な気持ちで行わないようにしましょう。自信がない場合は絶対に行わない!
行う場合は自己責任でお願い致します🙏
8
あとはホイールをはめて、ホイールナットを手締めして、クロスレンチ軽くナットを締め、リジットラック(ウマ)を外して、フロアジャッキを下ろし車両を着地させます。
最後にトルクレンチで適正値トルク(103N・m)でホイールナットを締め付けて完成です(๑•̀ㅂ•́)و✧
オレンジゴールド綺麗な色ですね!
ハブリングの色と揃い統一感があり良い感じです。
クリアーの上塗りがなくても良い艶感になりました。
足元にインパクトがでていい感じ!
塗料が良いのか初めてにしてはとても綺麗に塗れました。
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