お友達の2輪車マニアのK君とホームセンターでバッタリ出会いました。
金具、ステーのコーナーで探し物をしていました。お互い今日はどんなお買い物かのありきたりの会話です。
私はワイヤーブラシ、K君は新規購入のリトルカブの振動、騒音対策でレッグカウルの取付不具合を修理のためステーを物色しているとのこと。
私も若い頃は近所に軽く迷惑をかける程度のマニアで、そのころの記憶は今でも覚えています。当然、親父のカブから色々な2輪車に乗りました、なので気持ちは分かります。
話しの内容から、どうも私の守備範囲の事柄で、「ちょっと見せて」となり、我が作業場で集合となりました。
レッグカウルと鉄板フレームの接合部分の座金や、樹脂部材のレッグカウルの経年劣化により、ビビり音や振動が物凄いそうです。
通常の取付部の画像です。確かに樹脂の劣化が無ければこの取付で十分でしょうが、時間の経過や屋外での使用では劣化は早くなると予想出来ます。
樹脂部品の劣化の始末の悪さは多くの方が経験ずみでしょう。完全な修理を望むなら部品交換でしょうが、予算の関係や、絶版部品のの場合入手の困難は誰でも予想出来ます。
今回は、おそらく絶版部品ではないでしょうが、格安で入手した経緯もあり格安修理前提で挑戦です。
事前の点検で空ぶかしの状態で、センタースタンド、サイドスタンド、ギアチェンジペダル、キックペダルの取付も難ありで、かなりビビり音、振動の発生元の様です。K君曰く「2個1、3個1も否定できない」ウーン、確かに否定できない感じです。
今回の依頼はレッグカウルの取付部の改善なのでそれに注力します。
こんな感じで左右の取付ボルトを繋ぎ全体でホールドするようにステンレスでベルトを作り面でホールドするように製作しました。ステンレスバンドと車体との間には、防振材を挟むことでより騒音、振動対策の効果を期待できる仕様です
製作、取付共にオーナーさの立ち合いの下での作業で、こちらの提案とオーナーさんの希望のデザインや予算の希望も十分に反映出来たと思います。明日の通勤が楽しみだと喜び勇んで行かれました。
翌日K君から連絡があり「すごい効果だよ、防振騒音対策の85%は解消できた、費用対効果凄すぎ」との内容でした。
保護シートを剥がした状態の画像も撮影したかったのですが。ここからはオーナーさんの管轄なので無理にお願いできませんでした。
軽くワンオフ、カスタムパーツの感じもします、保護シート剥がしたら連絡ください、待ってます。
Posted at 2019/08/25 15:30:06 | |
トラックバック(0) |
ワンオフ 工具 | クルマ