[D&Wリクライニングバケットシートをバラせ]
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
6月28日(水)4h
これを手に入れたのは、大昔、昭和だよ。
AE86トレノに乗っていた時だな。
86の弱点、過激な走りばかりしているとノーマルシートの溶接が剥がれて、いきなりシートバックが倒れて起き上がらなくなるんだ。
これが攻めてる時に起こると、パニックになるぜ。
どうにかオレσ(^o^)のは走っている時じゃ無く、信号待ちしてたら、やけにグラグラするのに気が付き、外してみたら案の定それだった。
2
そこで本当なら
ほどほどのお値段で手に入れられる
「BRIDE」
か、
3
お金に糸目を付けなければ
「RECARO」
となるんだろうけど、当時のオレσ(^o^)は今も同じだけど、ただでさえ財布が軽いのにSHOPに取付けを頼んでいたりしたので、とてもじゃないけど、夢の夢。
そんな時雑誌に見つけた
「D&W リクライニングバケットシート 」
確か東京都内のどっかまで86で買いに行った気がする。
(その後はCA31セフィーロに乗り換えたんで、シートをスポーツなのに代える気も無くてそのまま長期保存させてたんだ。)
その「D&W」は噂ではRECARO社で内製されているらしい。
そこでRECAROをイジり倒す前にリハーサルとして、D&Wに手を掛けてみた。
何で全バラするのか理由は、今は言えないが・・・。謎)
4
5
6
座面にはあと両サイドの膝横の盛り上がりが残っている。
ここは表生地端に通してある針金が、シートベースにある爪に引っ掛けてある。
エーモン内装剥がしで引っ張り、この爪からひとつひとつ外して行く。
これで座面ベースは鉄の枠だけとなる。
7
背もたれ側はどう見ても、一体で被っている構造なので良く下の方を見てみると、裏側下端に見えないようにプラスチックの噛ませ溝があるようなので、内装剥がしを無理に入れると両端40mmくらいが外れる。
両端だけが外れてもこの部分は横一面が全て同じ形状で溝に嵌まっているので、ここもコジって片側から徐々に外して行く。
これで背もたれの裏側は外れた。
8
同じ場所の直ぐ隣前に同じ形状で引っ掛け溝があるのでそれを外す。
前側の下端は外れたが、肩甲骨下くらいの位置に背もたれ金属ベースと、この表皮クッションを留めているℓ状の金具があるので、それをラジペン2丁を駆使し合口を広げベースから外す。
これで背もたれ中央部がパカッと広がるので、上と左右を留めている真っ直ぐ針金の留まっている爪を小さな[ー]トライバーで起こし、針金を抜くと真ん中はペロンと剥ける。
9
何とそこには先程の噂の真偽を証明する貴重な物が存在した。
それは「RECARO」の文字が印刷された物がテープとして貼ってあった。
「やっぱり噂は本当だったんだ。」
昭和に買った物だから30数年経ってから、ようやく真偽が確かめられた。
10
それにもビックラしたのだが、ここにさらに不可解な物が詰められていた。
2枚のスポンジが不格好に折り畳まれて無造作に置かれていたのだ。
「何故、この角度?」
「何故、この重なり方?」
ドイツ製でこれで良いの?
天下のRECAROがこの仕上げ?
疑問???だけが増えていく・・・・。
11
ま、気を取り直して。
ここまでは来たが、まだ難題が2ッ残っている。
ひとつは、シートベルトを通す首辺りにある2ッの通し穴。
構造的には前側と後ろ側を押し込むと爪か何かが引っ掛かるはずだ。
だが隙間が小さくて全く構造が見えない。
それでも無理矢理内装剥がしでコジって下側だけは抜けたようで隙間が広がる。
さらに諦めずに内装剥がしであっちこっちを押したり引いたりしたら、行きなり外れた。
外れて初めてお目に掛る構造。
後ろ側から入れる方に爪があり、前方の口の中に嵌まり込むようだ。
ちょっと無理し過ぎて、ひとつの口は割れて欠けてしまった。
構造が分かればもう片方は手順良く外れた。
12
だが、残ったもうひとつ。
背もたれを解除して下のフックを外すレバーの取外し方だ。
普通だったらいくら小さくても、こう言ったレバーには[+]ネジが入っているのが通例だと思うんだが、これには見当たらない。
だとすると金属切替えレバーに穴が開いてて、爪の付いたプラスチックを差し込んでいるのかも。
と思ってレバーのプラスチックをひねったりねじったりしてたら、ポロッと外れた。
しかも更に難題なレバーの根元カバーもろとも。
で良く見ると、プラスチックの穴の中に何か金属が嵌まってる。
これを入れる事で抜け止めとして機能しているようだね。
これが取れれば背もたれの中央部以外も全て剥がせる。
13
薄々気が付いていたのだが、表皮を外してみると、座面右側と背もたれ右側脇腹と肩のとんがり部分のスポンジが劣化してボロボロ落ちてきている。
このまま上に被せても朽ち落ちてしまうのは何かしらの対策を講じないといけないな。
確かどこぞのYouTubeで見たのだが、ソファとかの中に使っているような四角いスポンジの寄せ集めみたいなのを、腐った部分を切り取って代わりにくっ付けて、外形を整えるような。
その作業をしたいのだが、ちょうど良いそんな材料って何処かに売っているんだろうか?
それと、D&Wの両肩のとんがりはカプチに装着するには邪魔だから予めとんがりを削っといて、表皮をそれに合わせて裁断してから被せるか。
まあ、座面も背もたれも金属ベースからくっ付いているスポンジを全部剥がさないといけない。
14
D&Wリクライニングバケットシート
背もたれ。
前から撮影。
重量を軽くするため使用する薄い鋼板に剛性を上げるためか、背もたれ中央にX字状のリブが付けられている。
15
背もたれ。
後ろから撮影。
16
座面を表から撮影。
下が前側。
17
座面を裏から撮影。
下が前側。
18
[D&Wリクライニングバケットシートをバラせ]は、以上になります。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク