←同僚イントラ富山さん(仮名)の愛車
バカッ速WRX STI
走行9万キロだが下回り洗浄を怠ったせいで
マフラーハンガーがボロボロに腐っているのは内緒♪
新車登録から丸19年、
乗り潰す意気込みで走り回っていたら
積算走行距離28万キロを目前に
排気バルブが欠けたせいで
1番シリンダーの圧縮が抜け
オーバーホールをしてもらって
復活しました
簡単に書けば以上のとおりで、
故障発生から復活までの経緯は
フォトギャラリーにこっそりとアップ済みです。
ここに至るまでは色々考えることがあったので綴っておくことに致します。
●エンジンの耐久性はどうなのか?
たった28万キロしか走行していないのにエンジンが壊れてしまうのはどうなのよ?
もっと頑張ってもらわないと話にならん!
正直な感想でした。
しかし、ここまで走行距離を伸ばした車に乗り続けたのは初めてでしたので、
今回の故障が当たり前なのか?はたまた不運なのか?
たまたま裏稼業の同僚に
某三鷹の某STI勤務の現役エンジニア・富山さん(仮名)がおられまして、
造った人に訊くのが間違いなかろう…と。
愚禿:自動車メーカーはエンジンの耐久性をどう考えているのか?
富山:数値目標があります。
具体的な数値は開示できません。
その数値をクリア出来ているのか確認するために想定負荷を掛けて
エンジンをブン回し続けます。
テストの結果、目標をクリアしていればオッケーだし、駄目なら対策品を造ります。
それだけですよ。
愚禿:28万キロしか持たなかったのだが?
富山:EJ207ですよね?随分頑張ったと思いますよ。丁寧な乗り方をして下さったはずです。
愚禿:壊れたのは当然とお考えか?
富山:どんなに大切に扱ってきても摩耗する部分は摩耗します。
もちろん、扱い方でその摩耗の進行が早いか遅いかは大きく異なる。
想定負荷より激しい使い方をすれば寿命は短くなるし、優しく使えば寿命は延びます。
オーバーホールをしない限りいつかは必ず壊れるということです。
愚禿:諸行無常ってことだな?
富山:何すか?それ?
●予兆はあったのか?
故障の前日、帰省先からの帰路、高速道路を走行中、ククッっと何か引っ掛かる感じが二度ほどありました。
が、過去最高の燃費を叩き出したので、まさか翌日にエンジンが壊れるとは予想不可でした。
そーゆー意味ではいきなり調子が悪くなったと言えます。
積算距離20万キロを超えた頃からエンジンオイルの消費量が増えてきたので
1千キロ走ってオイル量をレベルゲージで確認し、減った分だけ補充していたので
殆どオイル交換をすることはなく頻繁にオイル補充をしながら走っていたことになります。
オイルが減るのは一昔前の欧州車では当たり前だそうですが、
愚禿のインプはターボ車であることを割り引いてもオイルの減り方が急激なのを
もっと気にしても良かったのではないかと後悔しています。
●症状はどんな感じ?
一言で表すと失速です。
エンジンの一発が死んでいるせいで揺れが酷い
警告灯は一切点かない
マフラーから白煙が出る
●自車エンジン修理以外の選択肢は?
①中古エンジンに載せ替え
②リビルトエンジンに載せ替え
③車自体の乗り換え
先ず①
モノは幾つか見付かったのですが、どれも10万キロ前後走っており
そのまんま乗せ替えたとしても、誰がどんな乗り方をしてきたのか判らないエンジンは
近い将来トラブルを起こしそうなので止めました
続いて②
メーカー製リビルトエンジンは供給が終わっていて入手不可
そのせいか、リビルト屋のエンジンは価格が暴騰しており新品エンジン同等のお値段
コストが見合わない感じがして保留
最後に③
BP型レガシィを探したところ、結構タマ数はありました。
が、年式的に第一次修理スパイラルに陥りそうな固体が多い
その他、
・ブログタイトルに拘るつもりは全く無い
・電子制御のスロットルは嫌
・代車のスイスポを自由に使える
・時間は掛かっても良い
・圧縮抜けとなった原因を知りたい
・手放すとしてもシート等ノーマルに戻したい
・手放すにしても動かせる状態で無いと色々面倒
等々、
何だかんだ理由を見付けて、
乗換えではなく修理してインプに乗りたいと考えている自分に気が付きました
いずれにせよ相応の費用が掛かりますが、
今までのカーライフで
エンジンを修理してまで乗り続けた車は無いし、
GCみたいな車は今後登場することはないだろう
と考えて修理して貰うことにしました
●どこでやるのか?
①ディーラー
②一般修理工場
③ラリーショップ
先ず①
無資格検査がバレバレになってその対応に追われている最中のディーラー
愚禿がお世話になっているディーラーも、長期間リフトを占領する作業はやりたくない…みたいな対応
担当営業はリビルトエンジンの相場など情報は提供してくれた
修理となった場合、新品部品を使うしか選択肢がない
取り敢えず保留
続いて②
水平対向エンジンは面倒臭いので出来れば他でやって欲しい…みたいな感じ
長期間車を預かってくれた恩はあるが却下
最後に③
最初に電話で相談した際
「とにかく一度降ろして、修理に新品部品を使うか中古部品を使うかは、それから一緒に考えましょう」
愚禿が積載車で乗り付けた際、
店主はJAFのドライバーにペットボトルの紅茶を差し入れ
「どうもご苦労さまでした」と労っていた
こーゆー気遣いが出来る人は何だか信頼できそうだ!
ここに任せた!
作業に入る前に、店主から説明を受ける
・エンジンを降ろしてバラして中を確認する
・損傷具合を確かめて部品交換をする
・最悪シリンダーブロックとピストン交換を視野に入れる必要がある
・
作業が始まったらもう後には引けない(爆)
●シリンダー圧縮なしの原因
作業をお願いする際に予想してみた。
①ピストンの磨耗
②シリンダーの磨耗
③ピストンリングの磨耗
④バルブシート部の密着不良
⑤シリンダーヘッドの亀裂或いはガスケットの漏れ
⑥コンロッドの曲がりや折れ
⑦クランク破損
いずれもバラしてみないと断定できない。
愚禿のエンジン場合、
エンジンオイルの減りが激しいのは「ピストンリングの磨耗」
圧縮抜けは「排気バルブの欠け」が原因でした
バルブにカーボンがこびり付きヒートポイントが出来て破損したようです。
本来ならもっと早期にオーバーホールをしておけば良かったのでしょうが
故障直前に最高燃費をマークするなど、
オーバーホールのタイミングを見計らうのは難しいと思います。
結果的に
エンジンのダメージが少なくて
排気バルブ交換+通常オーバーホール
で復活出来たのは幸いでした
次回は積算距離48万キロを目途にオーバーホール作業をお願いしよっと♪
Posted at 2018/02/17 20:14:57 | |
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