Power Up Lubricants NNL690G  

ようこそエンジンオイル添加剤教(もはや宗教)の世界へ…。

GRPを含めてクルマとバイクに25年前から使っているエンジンオイル添加剤です。NNL690G「GearMaxx」はGRPの元とも言われるNNL690のギアオイル用。もともとNNL690からギア用に分化した製品ですが、実はエンジンオイルにも使えます。エステル系エンジンオイルへの使用はNNL690よりもこちらのNNL690Gのほうが無難らしく、単価も割安だったので1Lボトルで買っています。最近ではエンジンオイル用に4ストはもちろん2ストやディーゼルエンジン、エステル系オイルと相性の良いEngineMaxx LA(LA:Low Ash 低灰分)が登場したので次からはそちらに切り替えます。

体感的な効果は過去に何度もクルマとバイクで経験済み。今回はエキパイ交換、バッフル交換&調整、フルパワー化、PEAガソリン添加剤によるカーボンデポジット除去対策、チェーン交換等のカスタムやケミカルチューンを並行して実施しているので正直なところ体感での効果はよく分かりません。そもそもGRP/NNL690は基本的に遅効性なので。ミッション入りとシフトフィールがよくなったような気がしますが、これについては自分のクセのアタリがついてきたとも解釈できますし…。(と思いましたが、過去に乗っていたバイクでもミッション入りとシフトフィールの改善は即効性を感じました)

極圧性能の高い添加剤ですが、金属の摺動部にのみ潤滑皮膜となる共晶膜が成長しながら形成されるためクラッチ板には影響がなく、湿式クラッチのバイクに使用しても問題がないので2輪での愛用者も多いようです。

WR250Xは高回転型のエンジンなのでGRP/NNL690系で共晶膜が形成される事によるフリクション低減効果の恩恵は特に高いはず。遅効性なので5,000キロ走行後くらいにどうなっているかを楽しみにしています。

PEA剤(GA-01、ワコーズフューエルワンの類)を使っているので早めにエレメントも含めてオイル交換しないと…。NNL690Gはしばらく5%添加で運用するつもりです。