ブレーキOH
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
購入してから12年と15万キロ走行での初めての前後ブレーキOHです。
全てが初体験なので、何度もここやネットで勉強して挑戦しました。
やってみて気がついたことは、とにかく純正部品番号がわからないww。
これには閉口しました。
ディスクブレーキ、ドラムブレーキのOHのやり方はあちこちで紹介されているので、部品番号と、ポイントだけ書いていきます。
2
ここいらの部品はシールキットとかディスクローターやブレーキシューもそこいらじゅうで売ってますので、簡単に手に入ります。
ピストンをキャリパーから抜くときは、長めのボルトの先に薄いゴムを接着剤で貼り付け、ハンマーで叩いて抜きました。ピストン上面は、傷がついても全く性能に影響ないと思いますので、直接ボルトで叩きだしても問題ないでしょう。
ただ組み立てる時に、ピストンにブーツ(図m)をはめる時は、とんでもなく苦労します。
たいていの人がブーツの柔らかい部分を破るので、シールキットは2つ購入しておくのが無難です。
指ではまず入りません。
たいていの方法を試みましたが、全く歯がたちませんでした。
結局成功したのは、箸の先をカットして紙やすりで少し丸めて、ハンマーで優しく叩きこむ方法です。
ブーツの柔らかい部分を刺さないように、箸を斜めにしてブーツの一番外側の固いところを叩き込んでいくと何とかはまりました。
3
ブレーキホースをキャリパーに取り付ける際のガスケットです。
ホースを外した場合、再利用はできないことになってます。ただ締め付ける際に変形する事もあるので古いガスケットも念のため取っておきましょう。
DAIHATSU (ダイハツ) 純正部品 フロントフレキシブルホース ガスケット 品番47389-50020 108円
ブレーキホースをキャリパーに取り付ける際のボルト(図a)です。これは交換部品ではないのですが、車についてあるボルトの中ではピカイチに錆びてます。私の車の使用状況は、塩害はほとんどないのですが、12年目で錆び錆びなので、要交換部品です。
ダイハツ
(90)ユニオンボルト
品番90044-01079 290円
4
続いてリヤドラムブレーキのOHです。作業はディスクブレーキOHの数日後に行いました。ディスクブレーキの何倍も大変でした。
ばらすのは簡単でしたが、組み立てるのにとんでもない苦労をすることに。ほとんどの部品は、カップキットとして簡単に購入できます。ブレーキシューもそこいらじゅうで売ってます。社外品ですが。
ただいくつかの必要な部品は、相当調べないとわからないと思いますので後述します。
ちなみにリヤのサービスホールはM6です。前のディスクブレーキはM8です。分解や組み立ては他の人が公開してる手順を参考にしてください。
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まず第一の難関が、c ピストン,ホイール ブレーキ シリンダにb カップ,シリンダをはめ込む作業です。4個あります。左右とも握力が50kg以下の人だと、まず不可能ですから諦めてください。プロの整備士でもこの作業をすると、クタクタになるそうです。つまり便利な工具はないのです。
私は2時間くらいかけて4本とも何とか入りましたが、親指の爪と皮膚に激痛が走り死にたくなりました。
親指で押して入れようとすると、爪から肉が剥がれていくんですね。
親指で引っ張って入れるのがベストみたいです。
私なりに考えたのですが、一部が入ったら指で押さえて、木の角材の角に当てながら徐々に押しながら入れていくとかできないんでしょうかねえ。誰かやってみて。
6
親指の激痛に耐えながら、組み立てて行きます。再使用不可で用意してた図のnワッシャ,タイプeの部品が違います。用意してたCワッシャを使ってるのは4WD車と古い形式の車種の方でした。
実際に使ってた部品は
リヤブレーキ Eリング
90045-23037 220円
でした。
再利用するかもしれないので、慎重に外して、用意していたCリングをかしめようとしましたが、溝の大きさが全然違い、ついてたEリングを再利用しました。
何のオーバーホールでもそうですが、使える部品は丁寧に外し、非常時に備えておくことが大切です。
さて2つ目の難関です。
h ピン,シュー ホールド ダウン スプリングをg スプリング,シュー ホールド ダウン,No.1に通して90度回せばいいだけなのですが、片側は簡単に回せるのですが、残りの反対側のピンが回せません。バネを押せばピンは簡単に回りそうですが、このバネ相当強力なんです。握力も無くなり、何度やってもうまくいきませんでした。会社で拾ったウォーターポンププライヤーでバネを押さえて回そうとしましたが、このプライヤー壊れてましたww。そりゃ捨てるはずですよね。何とか苦労して入りましたが、ピンの先はガタガタになりました。
これでブレーキOHは終了ですが、親指に激痛が走っております。
7
ブレーキOHから1か月以上経ってから、時間がとれたので、気になってた3つの点を確認するためドラムブレーキを開けました。
まず1つ目は、OHしたドラムブレーキに異常がないかの確認ですが、ブレーキフルードの漏れもなくちゃんと作動しているようです。
2つ目は矢印のEリングの部分にグリスをつけ忘れたことで、グリスをつけてOKです。
8
3つ目は矢印の部分のリヤブレーキ シューホールドダウンスプリング ピンの頭が、中々回せず大きく変形させたこと。部品は手に入れてたのでさっそく交換です。
ところがモノタロウで買ったこの部品、短くて合いませんでしたww
で、外したピンを再び取り付けることに。取り付ける際、ウオーターポンププライヤーでドラムの背後とバネをしっかり押さえて、ラジオペンチでピンを手前に引きながら90度回そうとするのですが、やっぱりうまくいきません。前回もこの作業で1時間以上はかかりました。
プライヤーを使うのはやめて、何のことはない、バネの左上の角のあたりを親指で軽く押さえて、ピンを回すと簡単に回りました。力ではないのですね。またピンの頭が減りました。
今回は更にピンの頭がすり減ったようで、左側のシューは手で引っ張っても動きませんが、右側のシューは2ミリほど手前に動きます。
またピンの純正番号を調べ注文しました。
リヤブレーキ シューホールドダウンスプリング ピン
47447-87501です。
今度は合ってますように( ;∀;)
後日付けてみましたがこれも違ってました。正解は部品番号47447-87503で、さすがに今回はドラムのカバー外してから、10秒ほどで交換できました。
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