BBS分解OH～前編～

先日のオフにて、81関係者の方に明るい場所でレストアしたBBSをお披露目できたので、分解OHについて報告致します。アルミホイールは保安基準部品なので分解等をして事故に繋がった場合には保険等を引き出す事が出来なくなるので、作業する際にはしっかりと下準備をして段取りを決めてから行いましょう。大半のBBS-RSはフロントに履いている2本が画像のように黄ばんできています。

まずは、ピアスボルトを外します。一本あたり35本くらいあったので4本で140本近くあります。気の遠くなる作業ですがボルトと裏側のナットをそれぞれラチェットで押さえて緩めればいけます。コツさえ掴めば早いです。画像の青い箇所はネジ緩み防止のロックタイトだと思われます。青いロックタイトはより強力なタイプで、このような過酷な条件で使用するパーツには必須です。

分解が完了し、一度洗浄しキレイにした図。ところどころ錆びていますが一流品だけあってしっかりとアルマイト加工されているのか、ディスク面には変色以外に目立った腐食は全くありません。一方、リム部分はかなりきてます。

裏側の図。腐食がところどころあるものの、全体的にキレイです。充分に磨ける範囲なので、一安心です。

リム部分のクリアを剥離します。使用するのはホルツ製のペイントリムーバーです。ディスク部分にかからないようにします。リムーバーを塗ると、一瞬で画像のような状態になります。

剥離後はキレイに流して、表面の腐食を市販のアルマイトクリーナで磨きます。ここでポリッシャー等があると作業性や仕上がりが一気に向上すると思います。我が家にはそのような機械が無いので、クリーナー研磨して水研ぎで仕上げました。深い傷は消えず(泣)全工程で、この作業が一番大変でした。

リムの研磨後はいよいよ塗装準備に入ります。まずはディスク裏表をシルバーで塗装するために、画像のようにマスキングをします。マスキングテープは、ホームセンターで売ってた園芸用のお買い得パックです(笑)