タッチアップ塗装
1
洗車中に気が付いたんですが、バンパーのライト際がデコボコになっていて、少し触ったらクリアが剥がれました。
2
拡大。分かりますかね。
クリア層だけが傷んでいて、パール層以下は問題なさそうに見えます。
3
タッチアップするのでクリアを剥がします。キワに沿って6cmくらいは剥がれました。
塗装の経年劣化ですが、10年強でこれは早い気がします。
剥がれたクリア部分も汚く黄ばんでいるように見えるので、相当前から塗膜が浮いてたんでしょう。
4
カッターで触れただけで簡単に下地が見えたので磨きましたが、2000番を軽く当てただけで下が出ました。
クリアのみの修正のつもりが、やや広範囲にカラーベースまでやる羽目になりました。
そもそもここのキワの塗膜が異様に薄いようで、よく見ると若干グレー味があってボソボソした肌になっています。
つまりアンダーの白いカラーベースが薄いままにパール層が乗せられているようです。ま、普通に考えれば塗装不良ですね。クリア層も食いついてないし妙な感じでした。
5
マスクします(…がこれは失敗のやり方でした。最後に書きます)
ちなみに使う塗料はレタンPG80の調色塗料です。特に個人ならPG80がシンプルで勝手が良い。
他の塗料システムはわけわかんないし、やたらお金が掛かるので嫌いです。
6
エアブラシでカラーベースを塗ったところ。これにパールベースとクリアを重ねました。
しかしこの日は風が強くて最悪。
吹くそばからホコリが付きます。
小乾燥させて取っては吹き、取っては吹き…w
小規模タッチアップといえど風が強い日は絶対にやったらダメだわ…
7
黄色が強くなって境目が出たので、急遽シンナーでエッジ(角の部分)の境目まで落としました。
風が強い日にさらにエアブラシでパールベースを載せたのが大間違いでした。
ブラシは吐出量が狭く一定しておらず、パールの乗せ具合が吹き付け回数で管理できないので、少なかったり多すぎたりします。今回は風で飛ぶせいでさらに分からなくなって、結局パールベースの乗せが多すぎて黄味が強くなりました。
8
硬化後に2000番→ハードコンパウンドの順で境目を磨きました。
パッと見は全くと言っていいほど分からなくなりましたが。
9
よーく見ると細く塗装の境目が出ています。
2000番でもう少し磨けばより目立たなくなるでしょうが、これ以上追うと恐らくクリア層が消えて下地が出るので止めます。
どうせこのキワ全体に問題があるので、またの機会に綺麗に仕上げていけばいいかな。
今回学んだのは、三層塗装で厚みが出るとしてもボカシではなく可能な限りキワで切る方が間違いないことと、エアブラシでパールを乗せないこと、あとはやはり風が強い日は諦めることですね。
この程度のタッチアップの場合は0.6mm口径の小型のガンがあるとパール吹きが捗りそうです。1.3mmのガンは大きすぎるしブラシでは厳しいし。
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