DIYレストアvol.12 　～ワイパー機構編～

DIYレストア　ワイパー機構編
本編はvol.7　カウルトップ編の続きです。


リサーキュレーションバルブ同様、カウルトップカバーめくったら、ワイパー回りもやらないわけにはいかなくなりました。10年以上経ている車ならば大なり小なりほぼ錆びてます。


参考記事:DIYレストアvol.7
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2915294/car/2523730/7695986/note.aspx

ワイパーピボット固定用ナットは運転席側、助手席側の下方のみサビサビでした。(DIYレストアvol.7参照)

オイルスプレーを吹きながら時間を置いて少し回してを繰り返して外すことができました。
スタッドボルトが共回りしてしまった場合は諦めてドリルと覚悟してましたが、なんとかなりました。

ドリルせんのか～い。

10ミリソケット使用。

続いて、ワイパーモーターを外していきます。
カプラーを抜いて、モーター固定用のボルトは4本。
作業スペースがあまりないので、アンプ等の邪魔なものは外しておくと良いかもしれません。
10ミリソケット使用、場所によってはエクステバー。

リンクとモーターの接合部分。
モーター側のボールジョイントと奥の穴に見えてるリンクの茶色っぽいプラ部分がハマってます。
モーター側のナット外せばいいか思いましたが、リンクとともに動いてしまうので固定方法を検討しました。
プロから助言をいただたきましたが、結果としてはモーターのナットは外さず、かん合は外せました。

外したワイパーリンク全景

リンク側のかん合はプラスチック製なので破損に気をつけましょう。(ピボットやモーター側は、金属製のボールジョイントなので破損する可能性はほぼない。)

リンクと運転席ピボット、助手席ピボット2箇所、先のモーターで合計4箇所。

組付け品には一応、錆対策してみました。

耐熱耐水ホワイトグリスをリンク側のかん合部分にたっぷり充填。
充填箇所は、運転席側、助手席側2箇所、モーターかん合部分です。
ピボットとモーターのボールジョイントは、それぞれ軽く塗布すれば良いです。

ボールジョイントとリンクのプラのかん合は、ファジーな感じで、抜くときもグニャと、はめるときもヌルッとした感じで抜けたハマったというカチッと感は分かりづらい。

戻すときも、モーターとリンクのかん合は手こずるかもしれません。
方法としては、ピボットは固定しない。
中央付近の穴から左手を突っ込んで、リンクを助手席側に押し出し、右手で穴から引っ張り出すようにして、写真のように穴の外まで先端を引き出して引っかけたところにモーターを押し込むといった具合です。

外すときは、穴の内側にリンク先端を引っかけモーターを前方に引くと外れます。


どちらも無理な力をかけるとリンクが曲がったり、かん合が破壊される恐れがあるので注意。

戻していきます。
社外品などを活用しつつ、錆対策をできる限りしておきます。

この段階で動作確認。
リンクが正常に動くことを確認して、オートストップ位置にしておきましょう。
モーターのカプラー差し、アンプ固定を忘れないように。

すでにプロによるガラスコーティング済みの新品カウルトップ。
車体の錆びを低減する対策をしてから取付ます。

シーリングラバーは厚みと弾力が別物でした。

ワイパーアームは新品投入。

輝きが違います。

新旧比較
上　旧品
下　新品

旧品は錆はほぼありませんでしたが、長年の紫外線等で艶が失われマッドな感じになっていたことと、細かい部分に汚れが堆積して白っちゃけていました。