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2018年10月04日

新しいベンツGクラスに乗る

新しいベンツGクラスに乗る 去る6月に発表された、ベンツの新しいGクラスに試乗してきました。

現在入手できるのはG550とAMG G63の2グレード。どちらもエンジンは4リットルV8ツインターボで、G550が422PS/610Nm、G63が585PS/850Nmを発揮します。ドイツ本国にもまだこの2グレードしかありません。

価格はG550が1562万円(税込、以下同じ)でG63が2035万円。今年輸入された分はすでに売り切れたとか。新型を待っていた方々は多かったようです。その一方で、先代モデルはまだ在庫が残っているそうです。

六本木のMercedes MeではG550が試乗可能。G63についても近いうちに乗れるようになるらしいです。白のマイバッハS560がお出迎え。


試乗車のボディカラーはブリリアントブルー。また、AMGライン(90万円)が追加されているのでホイールは19インチから20インチにサイズアップ。タイヤサイズは前後とも275/50R20。


ボディサイズは4817×1931×1969mm、ホイールベース2890mm。4575×1860×1970mmだった先代と比べると一回り大きくなってます。


細かくみるとあちこち変わってますが、ぱっと見るとどこが変わったのかはわかりません。


ドアを開けると鮮やかな赤色が目に入ります。この組み合わせ(クラシックレッド/ブラック)はdesignoレザーエクスクルーシブパッケージで選択可能となり、AMGラインとあわせて120万円が必要です(デジーノパッケージのみの選択は不可)。


コーションプレートは運転席側Bピラーに。この車の型式は463260型で、既報のとおり先代463型の「マイナーチェンジ」という位置付けのようです。製造番号も20万番台となっていて、連番となっていることを伺わせます。

許容車両総重量3150kgというのもGクラスの貫禄を感じさせます。カタログには車両重量が書いてないので、この車の重さは不明。車検証までは確認できませんでした。


M176型V8ツインターボエンジン。3982ccで422PS/610Nm。S560(469PS/700Nm)に搭載されているものと型式は同じですが、少しデチューンされています。ちなみに、ドイツではG550はG500として販売されています。

カタログ上の燃料タンク容量は75リットルで、先代のG350dが96リットルだったのと比べると小ぶりになっています。本当にそうだとすると航続距離は少々短そう。なお、G63は100リットルと記載されています。

トランスミッションはトルコン式9段。


左右独立化されたフロントサスペンション。型式はダブルウィッシュボーン。ステアリングもボール循環式からラックアンドピニオン式になりました。

タイヤはピレリのスコーピオンゼロを装着。この車は275/50R20ですが、標準は275/55R19となります。

興味深いのは、G63でもサイズは275/50R20のままで、やたらと幅を広くしないところは一つの見識かなと思いました。


後のドアは横開きを踏襲。ラゲッジスペースはほぼ直方体という感じで使いやすそう。容量も667〜1941リットルとボディの大きさが十分に生かされています。


後席もそこそこ広く、高さに余裕があるので快適。スペアタイヤのカバーって、タイヤ全体を包んでいるわけではないのですね。


試乗に出発。シート位置は高くて「よっこらしょ」とよじ登るような感じになりますが、視界は非常に良好。左右のフェンダーマーカー両方が目に入るので、狭い路地でも確実に車を寄せていけます。

マカンよりはずっとアイポイントが高く、横に並ぶとGからはマカンの屋根がみえます。



ただし、最小回転半径は、先代の6.2メートルよりは縮小されているそうですが、それでも5メートル台後半ということです。さすがに他のベンツのようにスイスイ小回りというわけにはいきません。

車両重量は2トンを軽くオーバーしていますが(ドイツ仕様は2429kg)、422PSあるので十分に力感はあります。重量当たり出力はうちのマカンターボと比べてもやや劣る程度なのですよね。V8エンジンらしい「ドゥドゥドゥ……」というエンジン音も雰囲気に合っています。

ドイツ本国仕様の性能データは、0−100km/h加速が5.9秒、最高速度は210km/h。加速でかったるさを感じることはないと思いますが、最高速度がやや低め(日本では意味がありませんが)。空力の影響でしょうか。

ATは9段ありますが、コンフォートモードでもずっと1速発進でした。さすがに2速発進は荷が重いようです。

乗り心地はかなりソフトな感じで、アクセルやブレーキを雑に操作すると大きめに車が揺れます。しかし、丁寧に操作すれば重厚なフラット感が味わえます。タイヤもしっかりショックを吸収してくれている感じ。

アクセルにはちょっとした「タメ」が設けられていて、ガバッと踏んでもすぐには反応しませんが、先読みして操作すればスムーズな走りが楽しめます。このあたりの感覚はSクラスに似ているように思いました。


というわけで、新しいGクラス、最新の「乗用車」に近づいたという感じがします。乗り手を選ぶ車であることには変わりないと思いますが、敷居はずいぶん低くなったのではないかと思います。本来の「任務」であるオフロード性能については知る由がないのですが、それを気にせずに選んでも楽しめるのではないでしょうか。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2018/10/04 08:51:20

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