GWネタをもう一つ。
天気がよくなったGW後半、お友達の
CMOさんのお誘いで、輸入車ショールーム見て歩き+飲み歩きツアーをやることにしました。
見て歩きツアーの最後、思いがけないことに、MC後のマカンの実車をじっくり見る機会を得ました。MC前マカンオーナーの目線でわかったことを詳しく報告することにいたします。
歩いた順番に紹介していきましょう。まずは六本木のメルセデスミーから。
ここではS400dに試乗。
CMOさんのドライブで、初めてS400dの後席を体験。
自分で運転したときの印象が良かったのは以前報告した通りですが、後席でもその良さは不変。もちろん、CMOさんの確かなドライビングに寄るところも大です。
ガッチリとした剛性感の感じられるボディと、滑らかな乗り心地。段付きをまったく感じさせないスムーズなパワートレーン。前席だとディーゼルと気がつくエンジン音は、後席にはほとんど伝わってきません。前でも後でもどちらでもずっと乗っていたくなる車でした。
GW前半はイマイチだった天気も持ち直し、清々しい気分。
ベンツに乗った後は、青山までテクテク歩きます。コーンズとレクサスは閉まっていたのでビーエムへ。
非Mスポの3シリーズを初めて見ました。Mスポ全力押しの今回のモデル展開の中で、どのくらい存在感を発揮できるのでしょうか。
M850iと、
デビューしたばかりのZ4も展示してありました。
隣のボルボは閉まっていたので、もうちょっと歩いてポルシェまで。
ここで、新しいマカンが展示してあるのに気がつきます。実車をみるのははじめて。ようやく日本にも入ってきたようですね。
現在、ドイツ版Webサイトを含め、コンフィギュレータが対応しているのは素(2リットル直4)とS(3リットルV6ターボ)だけで、ターボ(2.9リットルV6ツインターボ)はまだ注文できないようです。
展示車はS。ボディカラーはバルカノグレー・メタリックでしょうか。MC前のうちのマカンとどこが違うのか、いろいろ調べてみました。
エクステリアで一番違いがわかるのがリアだと思います。最近のモデルに合わせて、横一線になったテールランプ。ウィンカーと合わせて光らせてみました。
フロントも、よくみると結構手が入っています。グリルのメッシュが粗くなっています。ACCのレーダー部は変わらない様子。展示車にはフロント周囲撮影用のカメラがついていました。
給油口を開けると、キャップに「PORSCHE」の文字が入っていました。
エンジンルームをチェック。Sに搭載されているのは3リットル(2995cc)のV6シングルターボ。ドイツ仕様では354PS/480Nmを発揮します。
MC前Sと比べると、3リットルV6は同じですが、ターボが2個から1個に減少。スペックは340PS→354PS、460Nm→480Nmと、それぞれ14PS、20Nmのアップ。0-100km/h加速は5.4秒から5.3秒(スポーツクロノ付きは5.1秒)に短縮。
下の写真はMC前Sのエンジンルーム。エアインテークが左右に1個ずつあります。MC後はターボの数が減ったせいでしょうが、エアインテークが1箇所に集約されていることがわかります。
さらによく見ると、VWグループお馴染み、球形のラジエターリザーブタンクが、エンジンルーム隔壁の奥に移動して見えなくなっています(写真では青キャップ)。補記類の配置が大きく変更されているようですね。
横からエンジンを支えているロッドも、樹脂製から金属(アルミ?)製に変わっています。
このエンジンの型式は、カタログでは「DLZ」と記載されると思いますが、VWグループではEA839と呼ばれるものです。
Wikipediaによれば、EA839は、マカンSに載っている3リットル(2995cc)版シングルターボと、マカンターボに載る予定の2.9リットル(2894cc)版ツインターボとに分かれているようです。
3リットル版のボア×ストロークは84.5×89mmで、2.9リットル版はストロークが3mm短い86mmとなります。ちなみに、円周率3.14で排気量を計算して四捨五入すると、3リットル版は2993cc、2.9リットル版は2892ccとなってWikipediaの数値と合わないのですが、一応書かれているままにしておきます。
2.9リットル版のEA839は、ポルシェではすでにパナメーラとカイエンに搭載されて日本デビューしています。いずれも440PS/550Nmを発揮しますので、いずれ追加されるマカンターボも同じスペックになるものと思われます。
ただ、EA839自体はまだパワーアップが可能なようで、先日、日本デビューしたアウディRS4アバントには450PS/600Nmバージョンが搭載されています。マカンターボのスペックはドイツ版サイトにも掲載されていませんので、もう少しパワーアップがはかられるのかもしれません。
さて、タイヤとホイールをチェック。サイズは変わりませんが、ホイールのデザインがかわりました。うちのマカンターボが履いている911ターボホイールも、デザインが変わった模様。
展示車は21インチ、スポーツクラシックホイールを装着。オプション価格は58万3000円。
同じスポーツクラシックホイールでも、ハイグロスブラックやプラチナサテン、ボディ同色仕上げだと77万7000円となり、911ターボホイールの73万1000円を超えます。ブレーキキャリパーのシルバー塗装はMC前と同じ。
展示車のタイヤはミシュラン・ラティチュードスポーツ3。MC前からある標準装着タイヤの一つですが、認証記号がN0からN2に変わっていました。
うちのマカンターボもそろそろタイヤ換えたいので、この新認証タイヤは気になります。
ようやくインテリアへ。
一番目に付くのは、インパネセンターのモニターが大きくなったことですね。それ以外はさほど変わっていませんが、大きなモニタがあるだけで今風な感じになります。
ただ、送風口の位置がずっと下に下がりました。MC前のマカンではモニタの横にあり、ハンドルを持つ手に冷気が直撃するのが難だったので、その点だけ考えれば良さそう。ただ、ここまで下だと室内全体の温度分布の点でどうなるのかは気になります。現行カイエンなども同じような位置ではあるのですが。
キリがないのでマカンの調査はこのへんで終了。ラウンジでお茶しながら時間を過ごします。素晴らしいおもてなし、ありがとうございました。
ポルシェを出て恵比寿に移動。もう車には乗らないので、とりあえずピッツアとビールで乾杯。
その後も楽しく飲みつつ、GWの夜は更けていきました。
CMOさん、長時間お付き合いいただきありがとうございました!