自作 M2Nエアクリーナーカバー
少しでもセロちゃんが元気良く走るようカスタムパーツを作ってみました。
いわゆるパワー系カスタムパーツですね!
とは言ったものの、マフラーとか大げさな物ではなく、『あれ? お前のセロ、ノーマルっぽいのに地味に速くね?』みたいな、相手を油断させておいて実は速い、なーんて物が欲しくなりましたので。
んで、肝心のカスタムパーツですが、過去にスポーツカーやリッターバイクのカスタムマシンを改造しながら乗ってきてみて、数値と体感UPがハッキリわかるのって吸気系のカスタムだったんです。
正直なところ、車だとノーマル車からフルエキゾーストマフラーに交換して20ps上がっても、乗ってみたらほとんど違いがわかんないのです(苦笑)
けれど、そこから吸気系をイジっていくと、ある程度までならばバカみたいに速くなるんですよね、吸気系カスタムって。
少し話は逸れましたが、てなワケでセロちゃんの吸気系カスタムをしました。
物はエアクリーナーカバーです!
え、しょぼい!?
いやいや、これが結構すごいんですよ!
何が凄いのか説明する前に、みんカラを見ている人なら説明は不要でしょうが、一応軽く説明前のウンチクを少し。
かなりザックリとした説明ですが、パワーを上げたいなら答えは簡単です。
そう、エンジンに1ccでも多く空気を食べさせてあげればいいんです。
一番わかりやすいのは自動車のターボモデルですね。
けれど、今回の相手は車ではなくセロちゃん。。。
ターボ化なんて無理だし空冷だし。。。
とは言え、ターボが装着できないからって完全に望みが絶たれたわけではありません。
ターボのような暴力的な加速は無理だとしても、別のアプローチでノーマルを少しパワーアップすることはわりと簡単です。
そもそもセロちゃんはノーマル状態ですと、わざとエンジンへの吸入量を少なめになるよう制限をかけられています。
こうすることで、パワーは少し下がっちゃう代わりに、燃費向上や排気ガスの低減など環境負荷への対策ができたり、あの独特なストトト、、、って優しいエンジンフィーリングが可能になるんですよね。
話がまた逸れてしまいましたが、つまりはパワーアップをしたいなら、エアクリーナーBOXに穴を開けて吸入量を増やせば良いのです。
これだけでピークパワーはほんの少しだけ上がりますよ!
まぁ、そのかわり低速トルクは落ち込むでしょうけど。
何故かって?
それは、低回転域でもっとも重要視すべきエアクリーナーBOX内の空気圧力と温度が関係してくるからです。
そう、ただ穴を開けるだけだと、一見吸入量が増えて良さげですが、穴を広げた分だけ圧力は逃げちゃうし、BOX内に充填される空気も密度が低く温度も高いので意味がないのです。
つまり、高回転域では吸入量の増加が大切であり、低回転域では 吸入の質が大切なんです。
じゃあ逆に、密度が濃く冷たい空気を勢いよくたくさんBOX内に入れるとどうなるの?
はい、答えはかんたんです。
下から上まで元気になります!
空気は流入速度が速いほど冷たくなる性質があります。
で、温度が低いほど容積あたりの密度が濃くなります。
でもって、空気は狭いところから広いところに移動した瞬間膨れ上がる、すなわち圧力が上がる性質があるんですね。
BOX内という限られた空間の中で、大気圧以上に圧力を持った空気は、エンジンの吸気ポートが開いた瞬間、空気を吸いたがっているエンジン内に一気に流れ込みます。
本来249ccの空気がエンジンに入る予定なのに、勢い余って260cc入るみたいな。
これって、ターボの加給と同義と言うか、もしくは純粋に排気量が上がったと言うべきか。
少し語弊はありますが、わかりやすく言うとこんなイメージです。
どうです?
少しだけ『しゅごい!』ってなりません?(苦笑)
以上のことから、吸気効率がどれほど大切なのかおわかりいただけたかと思います。
まぁ、個人レベルでは実測値の計測が無理なので、あくまで机上の空論に過ぎないのですが(苦笑)
なのでダメもとで試してみたくなりエアクリーナーカバーを作ってみたんです。
肝心の設計内容や制作工程は話してもつまらないですよね?
なので、すっ飛ばして実証結果をお話します(苦笑)
検証結果は。。。
うん!
期待値を大きく越える変化がありました!
明らかに爆発の一発いっぱつが大きくなっています。
ストトトト、、、と走っていたセロちゃんがゴリゴリゴリッ!っと加速します。
あの可愛いセロちゃんが全然可愛くないのですよ!(苦笑)
たぶん、誰が乗っても感じられる変化です。
良く言えばパワフル、悪く言えばじゃじゃ馬w
ちょっとつまんない話になりますが、じゃじゃ馬の原因はパーツの構造にあります。
先にも書いたとおり、吸入口を大きくすればピークパワーの向上は期待できますが低回転域が ダメになります。
逆に吸入口を小さくすると、ピークパワーは期待できないどころか、低回転域の違いもたいして感じられません。
じゃあ中間を狙うとOK?
これは実際に作って試してみましたが、何だか全体的にモヤっとして体感的な変化はありませんでした。
むしろ吸気音だけが大きくなった分、完全に失敗作でした。
で、考えた結果、パーツに細工をしました。
まぁ、これ以上は専門的な話で本当につまらない内容なのでヤメますが、実物の形状は何んとなくこだわってそうな雰囲気を醸し出していますよ!
で、これ。
ここまで読んでくださった方で『使ってみたいな』と思われている人も居るかもしれないので細々と販売することにしました。
ヤフオク!で【セロー250 M2Nエアクリーナー】と検索すれば出てくると思います。
1つ作るのにかなりの時間を要するので、いつでも販売しているわけではないのですが、興味のある方は使ってみてください。
[インプレッション動画]
変化の程度については人それぞれなので 言及はしませんが、装着後のファーストインプレッションとしては、作った甲斐があったなぁと。
https://m.youtube.com/watch?v=WEvaV_7K1Jc&pp=ygUl44K744Ot44O8MjUwIE0yTuOCqOOCouOCr-ODquODvOODiuODvA%3D%3D
セロー250、地味に暴れん坊ですよ?(苦笑)
定価 | 3,800 円 |
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入手ルート | ネットオークション(Yahoo!オークション) |
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