RECARO SR-6 GK100S  

デメリットもしっかりレビューします、久々がっつりレビューです（グラスメッシュ素材のGK100Sです）

控えめに言って『なまら最高です』
ただ不便な点も正直多くなります


初回レビュー
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2952467/car/2559482/11770762/parts.aspx

整備手帳
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/2952467/car/2559482/6922723/note.aspx

SR−6のメリット

①視点が3センチ下がる
‥レカロ純正シートレールとの組み合わせで、zc33s純正シートをMAX下げた時より約3センチ下がります。座った時にめちゃくちゃ下がってる感じはありませんが、ずっと気になっていた『視点が高いなぁ』という感覚は全くなくなります。この程度のダウン量なら乗り降りのしやすさにさほど影響はなく、ハンドルがかなり遠くなるといったこともありません。

②腰、肩、首など体の負担が減る
‥体が楽になるというのは、YouTubeのレビュー等で見てましたが、本当に楽になりました。特に腰は全然痛くなりません。シートの素材自体は硬めだし、振動も伝わりやすいのですが、体がガッチリ固定されるためか不思議と疲れません。日帰りで550km下道を走った時も体の痛みはほとんど出ませんでした、長く走れば走るほど体の疲れ方の違いが分かるので感動します

③フルバケに近い包まれ感で運転の楽しさが向上
‥フルバケみたいな本気感はありませんが、体ががっちり固定されることや路面状況がリニアに伝わることもあり、運転の楽しさが倍増です。交換当初は別の車のようで感動しました

④クラッチ操作のしやすさ⤴︎⤴︎
踏み込む角度が変わったせいか操作性が上がりました、今までより力がいらない感じで繋げやすいです

⑤コーナーリングの際に体が流されない
‥峠を気持ち良く流すくらいなら体は全くブレません、今までは気付かぬうちに体ごと踏ん張っていたんだなと思います。気持ちよく曲がれますし、ステアリング操作に集中できます（サーキットは物足りなさが出るかもですが‥）車の限界が上がったような気分になり、楽しいですね

⑥無段階リクライナー採用で細かくシートの角度を変えられる
‥純正シートだと調整幅が大きく、なかなか納得のいく角度になりませんでした。今は乗る度に信号待ちのタイミングで角度を変えてます。毎回しっくりくる角度は異なるので、運転のしやすさや疲れにくさにつながっていると思います

⑦スポーツ性と快適性の絶妙なバランス
‥『フルバケットシートのフィーリングをスポーツシートに』というコンセプトでSR−6は作られているので、（純正より劣るものの）快適性を保ちつつ、運転の楽しさを追求しています。この後デメリットを書いていますが、ある程度は予想できる範囲＋慣れで解決しており、楽しさや運転のしやすさ⤴︎がはるかに上回っています。自分はつねに楽しさと快適性のバランスを追求しているので、このシートはまさにピッタリでした


SR–6のデメリット

①高い
‥1番はコレです。スポーツシートは大体どれも高く、これはまだ安い方ですが、レカロは本体を全く値引きしないので辛いです。今回はオートバックスのレカロフェアで本体＋レール＋工賃で145.000円ほどでした

②乗り降りの度にレールをスライドする必要がある
‥セミバケですが、かなりタイトな設計なのでスライドさせないと体が引っかかります。最初こそ少し面倒くさいですが、コレはすぐ慣れます。あと、スポーツカーに乗ってる気分が出て楽しいです。太もも部分のサポートの高さがフルバケに比べるとだいぶ低いので、乗り降りはさほど辛くないです。ただ、他に乗る人がいる場合は文句が出そうですね

③デザインやカラーなど種類が少ない
‥SR−7に比べて、種類がかなり少ないです。買う人の数も違うから仕方ないのかな、デザインは正直SR−7の方が好きです💦

④後方視界が悪くなる
‥肩部分の張り出しで、首を後ろに向けても死角が多いです、あとバックする際に腕を後ろに回しにくくなります。でもこの部分も慣れましたし、今は不便さも気分を上げてくれます

⑤シートがフラットにならない
‥シートを後ろに倒すのにダイヤルをカチカチ回さないといけないので手間がかかる上、倒せても段差ががっつりできるので寝るのはたぶん無理です（肩の張り出しも気になります）今後長距離を乗る際は後部座席で寝る予定です（前側にはレバーひと押しで倒せます）

⑥ガタイが良い人は乗れない
‥かなりタイトなので試乗は必須です。自分もサボりがちだった筋トレを再開してから結構肩周りがキツめです、着膨れする冬はヤバいかもしれません💦

⑦乗り心地の悪化
‥メリットでもありデメリットでもあります。素材は硬めで、体とシートが密着する部分が増えているので振動がダイレクトに伝わります。メーカーとしてはあえてリニアなフィーリングを狙ってるワケですが、最初は補強パーツを2.3個入れた？ってくらい乗り味が変わったため色々と調整が必要になりました（今は気持ち良い硬さになっています）

デメリットも多いですが、大半は慣れで解決すると思います、運転席で寝れないのは人によっては辛いかもしれませんね

店頭で座っただけなら、ただの窮屈なシートかもしれません、けれども実際車に取り付けて走り出したらホントに印象が変わります、自分はこれまでつけてきた中でも満足度上位3位に入るパーツかなと思います。大幅に弄らなくてもこのパーツだけでかなり楽しめそうだなと思いました^_^ 街乗りは窮屈な場面もありますが、ワインディング、ツーリングは最高です