﨑津教会
﨑津ではキリスト教がルイス・デ・アルメイダ修道士の布教がきっかけで瞬く間に浸透しました。豊臣秀吉はその影響力が強まることを恐れ禁教政策を打ち出し、後の江戸幕府は宣教師の国外追放、教会の破壊、キリシタンに対する厳しい弾圧と探索で多くの信者が殉教しました。明治の世となってこの弾圧に対し西洋諸国の強い抗議が相次ぎ、明治5年になって明治政府はついに禁教の高札を撤去しました。最初の教会は﨑津諏訪神社の横に建てられたが、老朽化により昭和9年にキリシタン弾圧の象徴である絵踏が行われた庄屋役宅跡に現在の﨑津教会が建てられた。教会の外観にはゴシック様式の特徴がみられるが、資金不足により途中で木造に切り替えられたため、灰色のコンクリート部分と白色の木造部分が混在する特殊な教会堂となっている。堂内には建設当初から畳が敷かれており、信徒達は床に座ってミサに参加していた。
現在も﨑津の街なかや周囲の山中には潜伏キリシタン信仰の痕跡や聖地が残っています。狭い集落ですからブラブラ散策し往時を偲んでみましょう。
住所: 熊本県天草市河浦町﨑津539 﨑津教会
電話 : 0969-79-0015
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