五条新町
国道168号線の新町入り口から一歩足を踏み入れると、江戸時代にタイムスリップしたかのような町並みが目に飛び込んできます。吉野川(和歌山県に入ると紀ノ川と名前を変える)の水運と紀州街道沿いの宿場町の役割を担って発展した約900メートルの新町通りには、江戸時代初期から昭和の初めの洋風意匠建築が軒を連ね、古い町割りを良く遺している。慶長12(1607)年の棟札が残され建築年代が明らかな日本最古の民家や、続く元禄時代、宝永時代以降の間口と奥行きの揃った敷地割りを持つ町家がまっすぐ並んでいます。町家の特徴を表す格子、擦り上げ戸・しとみ戸、袖壁(袖卯建)、柱形、駒寄せなどを見ることが出来ます。
近くの元治元(1864)年に建てられた五条代官所の長屋門(間口40メートル)を改修整備した資料館にも脚を伸ばしてみたい。
住所: 五條市本町2丁目6番6号
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