FALKEN AZENIS FK510 255/35ZR19  

試乗車で試した新車装着のPOTENZA S001 AOがあまりにも硬く、乗り心地が悪すぎたこと、見つけた中古車が走行距離1万キロ程度なのにタイヤ4輪ともひび割れが目立ったことから、安全のためにもと思って納車前に換えてもらいました。

ネット上では、そのコスパと性能の良さから賞賛する意見もある一方、ブランド力の無さや他のプレミアムスポーツタイヤと比べてあまりにも安い価格であることから酷評する意見もある、賛否両論のタイヤです。

となれば、自ら試してみたい！となるわけで(笑)

結果、まだ300km程度しか走れていませんが、いいですよこれ。
POTENZAの鉄下駄具合を緩和すべく、「ドライグリップもウェットグリップもあまり犠牲にせず、でも乗り味が柔らかくて同乗者を不快にさせないタイヤ」を探していた私にとってはベストです。

限界走行なんてしていないのでドライグリップもウェットグリップもその限界値はわかりませんが、幹線道路や高速道路での加速、車線変更時のハンドリング、ブレーキングなどでそのグリップに不安を感じることは皆無。
なのに、サスを柔らかくしたかのようにしなやかな当たりの良さでもって、乗り心地が格段に良くなりました。
バンプが激しい道路を通っても、突き上げはPOTENZAほど強くなく、その後の振動の収まり具合も早いです。
加えて、ロードノイズも静かになり、街乗りではオーディオ音量を下げていてもちゃんと音楽が聴こえます。
さすがに高速で100km/hを出すとロードノイズが大きくなりますが、これはむしろ車の遮音性の問題な気もします。

競合になりそうな他のブランドのタイヤ(それこそPOTENZAだったり、コンチPC6、ピレリP-Zeroなど)と比べると、価格は恐らく半値程度。
確かにブランド力はなく、「Audiのラグジュアリーカーに装着していいのか悪いのか」で語る人もいるでしょうが、その価格差をもって家族で美味しいものを食べにいけるほうが個人的には大事(笑)

あとの問題は耐久性ですね。
当たりが柔らかいということはコンパウンドが柔らかいということかもしれないので、まぁ2万キロ走れたらいいのかな。どうせ年間1万キロも走らないし。

ヨーロッパではFK520がデビューしたとか。
今回履いたFK510に今のところ満足しているので、その進化版のFK520も気になるところです。