KYB / カヤバ Real Sports Damper spec TR  

ＷRX系では有名なKYBリアルスポーツダンパースペックTRのアライモータースポーツ仕様のパーツレビューになります。

年末に注文していましたが、北海道は雪シーズンなので春先に合わせて取り付けました。
バネはFが12kgf/mm　Rrが11kgf/mmと硬めのバネ設定です。

街乗りレビューですが、納車したてのビル足の硬さを想像して頂けたらわかりやすいと思います。

車高は推奨車高（吊るし状態）で約20mmダウンになり、ベースの車高調より調整幅が少なくトータルで純正比約30mm程度しかさがりません。

その分をストローク量に回してるのでよほどひどい段差じゃなけれ、バネレートと相まって底付きすることはありません。

かなりの硬さで北海道のつぎはぎだらけの道路では正直ツライです、ドラレコのイベント録画が多発しました。

ただし、500kmほど慣らしをした後は大分マイルドになりました、12kgf/mmのバネにしてはかなりしなやかで路面追従性が高いと思います。
それでも硬いことは確かです、人によっては高級セダンのような乗り心地とかありますが、そんなことはありません。
クラウンなど乗ったら解ると思いますが、あちらは乗り心地を極めた足回りにセッティングされてますので、サーキット向きな車高調がクラウン等のような足回りなわけがありません。

街中で減衰ダイヤル32段中28段戻しで使用してます、またフロント側は減衰ダイヤルが下についてるのでハンドル全切りして手を滑り込ませれば一応調整可能です。

理解のある家族でなければ文句出ると思います。

サーキットでの使用では硬さを活かして前後左右のロールも減り、高バネレートでしっかりと路面に踏ん張る走りにつながると思います。

ただし、ロールが減るということは路面にタイヤを押し付けてる時間が短くなるので荷重が掛かってる時間も短くなり、タイヤのおいしい使い方をするためには操作がシビアになると思います。
そこが出来る方にはタイヤに足が負ける純正足からランクUPにはいい車高調だと思います。

正直私のようなホビーユーザーには使いこなせる自信がありません。

街乗りでは大分ネガが目立つ車高調ではありますけど、元の商品がサーキットをターゲットとした車高調なので、サーキットユーザには間違いなくいい足になると思います。
実際春先のシーズンインのサーキットでコンマ６秒ほどベストタイムを更新してます。

普段は自分しか乗らない、サーキットにも行く方にはとてもいい車高調だと思います。