2019年07月09日
電圧降下のお話
暇なのでブログでも💦
突然ですが電圧降下の話です。
電圧降下って簡単に言うと
「電線が長いと、電線が抵抗になって電圧が落ちる」ことを言います
車で例えると、、、
BAT(12V)→→→→(電圧降下)→→→→機器(11V)
的な感じ
あまりに一本の電線を長くしすぎると電圧降下で電圧は落ちていきます
普通の電子機器程度なら電流値も少ないので心配ないですが
パワーアンプ等をつなぐときには注意が必要と思います
まず 1000Wのアンプの最大電流は
1000W÷12V=83.3A
許容電流的には14sqを使えばいいことになります
ちなみにバッテリーからパワーアンプまでの長さが5mとすると
電流【I】=83A
電線断面積【S】=14sq
電線の長さ【L】=5m
とすると
電圧降下【e】の計算式(簡略式)は
直流2線式の場合
e=(35.6×L×I)÷(1000×S)
なので
e=(35.6×5×83)÷(1000×14)
e=1.05V
です
つまり1000Wのアンプがフル稼働すると電圧は
10.95Vまで落ち込むことになります
アンプの電流がMAXになるのは一瞬なのでこの程度は問題ないですけど
ノイズとかには影響するはずです
(実際は高周波等の影響の方がい大きいはずですけどね)
これを22sqに取り換えると
e=(35.6×5×83)÷(1000×22)
e=0.67V
こんだけ違います
ただまぁ常時こんなに電気食うものつながってたらまず
「バッテリーとオルタネーターが持ちません」ので気持ちの問題です
メーカー指定の電線で許容電流さえ大丈夫ならまず問題ありません
ちなみにインピーダンス法で電線の種類ごとにもっと細かい電圧降下の値も計算できますが
電気屋さん以外使うことはありません
細い線にいっぱいLED付けまくったりすると同じ現象になります
その時は太い線でバッ直+リレーで制御すれば万事解決
リレーの接点焼けないようにリレーを選んでね
では、暇人は仕事に戻ります
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Posted at
2019/07/09 12:20:56
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