CBX125F 腰上OH

前々からシリンダーとクランクケースの間からオイルにじみがあり、ようやく重い腰を上げて交換しました
ガスケットも廃盤が多いので、極製のセットを準備
ついでにピストンリングも極で出ていたので交換します

まずはヘッドカバーを開けタイミングホールでTマークとカムスプロケのケガキ水平に合わせます
カムチェーンテンショナーを外してカムを外します
ナット4箇所と長いM6ボルト2本、カムスプロケ下辺りにあるM6キャップボルト2本を外します(これが固い)
あとキャブレターとエンジンハンガー、オイルパイプを外せばヘッドが外れます

だかしかし
上はヘッドブラケット、下はスタッドボルトが干渉して外れません…
前中期はナットではなくボルト固定なのでそのまま外れるようです

仕方なくエンジンマウント前後ボルトを外し、スプロケカバーを外してリンク部を上に押し上げてエンジンを前傾させてなんとか外れました

ヘッドが外れたらあとはシリンダーのナット(前中期はボルト)のみ…とはいかず、ロアーカムチェーンテンショナーを外すためにクラッチを外す必要があります
恐るべしRFVC
カムチェーンテンショナー、チェーンガイドを外してアイドルスプロケットを外し、シリンダー固定ナット4本と分かりにくいボルト2本を外しようやくシリンダーを外します

やっとこさピストンとご対面
クランクケースの合わせ面からにじんでいたようです

ピストンリングを交換して…
あとはガスケットはがしてオイルストーンで面を整えます
合わせ面には液ガスを塗り込みました

組み立て
ピストン入れたらクランクを回してシリンダーを少しずつ対角に締めてを規定トルク(M8ナット2.3-2.7kgm)まで繰り返します
ノックピンを忘れずに
クランクギアのケガキがケースの▽マークに、アイドルスプロケの◯が上でケガキが水平になるよう合わせます
ロアカムチェーンガイド、テンショナーを取り付けます
アッパーカムチェーンガイドを取り付けます
ヘッドを乗せます

ヘッドのナット、ボルトを締めてカムを乗っけてスプロケのケガキが水平になるように位置合わせし、ホルダーを1.0-1.1kgmで取り付けます
カムチェーンテンショナーの後部ボルトを外して一度バネをびよーんと出し、テンショナーのラチェットを押し込んでシリンダーに取り付け、バネとボルトを取り付けます
あとはヘッドカバーをつけて完成
あとクラッチ取り付け

キャブレターのチョークが折れてしまいました…
応急で、転がっていたPWKもどきから移植します

ヘッドカバーガスケットがなかなか合わず苦労しながら取り付け、エンジンを掛けたらわりかしすんなり掛かりました
だけどタコメーターが動かず
メーター側ケーブルを外してインナーワイヤーをぐりぐりしたら噛んで回るようになりました
まだまだ乗れます