エアコンの漏れ修理

以前に発見したエアコンのチャージバルブからの気泡について、その後も観察やディーラーの相談をしていました。

先日、高圧側でも目立つ気泡とオイル滲みのような濡れが見られたため修理する事にしました。

ディーラーによると、純正部品ではチャージバルブ単品の設定が無く、冷媒を抜いてホース丸ごとの交換になるとのこと。
見積もりは取りませんでしたが、かなりの出費は確実のため、汎用部品のチャージバルブ単品を購入して自分で交換することにしました。
色々検討した結果、保証面は不利ですがコスト優先でオクで2個を購入しました。

調べるとチャージバルブの交換作業を冷媒を抜かずに出来る有り難い工具の存在を発見、これが自分での修理の決め手でした。

始める前の注意は、必ずエンジンが冷えてから行って下さい。 冷媒の圧力は、エアコンが動いていなくても雰囲気温度でも上がります。 また、走行後はエンジンだけでなくエアコン部品も非常に高温で火傷をする場合があります。

交換作業は、付属のアタッチメントを交換対象のチャージポートのサイズに合わせます。
アタッチメントは手締めでちゃんとシール出来るので工具でキツク締めないで下さい。 Oリングが切れたらシール出来なくなります。 外れない場合だけ、スパナで緩めます。

作業は手順書通りに進めれば出来ます。
真ん中のバルブを閉めた状態でチャージバルブへ装着、その後にバルブを開けて、後ろ側のロッドを差し込みチャージバルブ・コアを緩めて抜きます。 外れるとガスの圧力で押されます。
バルブを閉めて、後部の部分を緩めて（これも手締め）外したコアを取り出します。

外れたコアです。
この状態でも、バルブでシールされており冷媒は漏れません。
新しいコアへ入れ替えて、逆の手順で装着していきます。
(53,286km)

注意点は、交換作業が終わり工具を外した後ですが、工具の内部に冷媒が溜まっています。
このまま保管したら危険です。
人の居ない方へ向けてから、バルブを開けると冷媒が プシュ っと放出されます。

それにしても、次に この工具を使うことはあるのだろうか（笑）

チャージバルブの接続部の大きさが、低圧側と高圧側で違います。 このアタッチメントを交換して、低圧側と高圧側の両方を作業できます。
Oリングが劣化しない限りは、手締めでシールされます。