(RN)エアコンを着霜しない仕様へ(2)

サーミスタ 中間ハーネス用の矢崎コネクターセットが届き車両での接続互換性が確認出来たので、抵抗値の調整と吹き出し空気温度との関係を机上検討と合っているか検証します。
検証のため、今回はセンターのルーバー内へデジタル温度計を差し込みリアルタイムで温度を監視しながら、中間ハーネスへ繋ぐ可変抵抗器で抵抗値を変化させた時に吹き出し温度の変化量が机上検討での狙いに近いかを確認して正式設定を決める参考にします。
今回が参考データの理由は、既に秋になり外気温が20℃近辺まで下がったため真夏の熱負荷ではダクトへの熱侵入が増えて、吹き出し空気温度の変動量が変わる可能性が高いと考えている為です。

まずは、購入した矢崎コネクターセットを用いて、サーミスタ配線への中間ハーネスを作製しました。
手持ちの2本平行線の中間を切断し、2極コネクターを装着。
この矢崎コネクターは、060型でカシメ部が小さく、エーモンの細線用電工ペンチで試しましたが上手く出来ませんでした。 予備の端子も購入した方が良かったです。

サーミスタ からエアコン制御への抵抗値信号を変化させる為に、可変抵抗器を購入しました。
抵抗値は、サーミスタ の特性(私の推定)と、Off 温度の変化させたい幅で決めました。
東京への用事が当面無いので、今回は県内で電子部品を売っているお店を調べての調達です。

写真は可変抵抗器を最小位置にしたオリジナル相当状態で、コンプレッサーがOff になる直前の温度です。
（中間ハーネスや可変抵抗器の最小抵抗値分は増えている）

コレは、上と同じでコンプレッサーがOn になる直前。

コレは、可変抵抗器のダイヤルを中間にした状態での コンプレッサーがOff になる直前。

コレは、上と同じでコンプレッサーがOnになる直前。

コレは、可変抵抗器を最大値に設定した状態でのコンプレッサーがOff になる直前。

コレは、上と同じでコンプレッサーがOnになる直前。

温度変化の傾向は推定特性カーブ通りで、リニアにはなっていません。温度が上がるほど、抵抗値変化に対する感度が上がる。
あとは抵抗の絶対値ですが、仮設定で組んで容易に変更できる構成を考えます。

次の課題は、可変抵抗器の取付場所です。