2019年04月11日
みんからの雰囲気とは掛け離れますしオチもなく無駄に長いですが、現在所有しているC25セレナにはいろいろと思うところがあるので書き出してみたいと思います。
2016年の10月頃まで遡りますが、今にして思えば年齢を理由に家業を引退した母が車の買い替えを検討し始めたのが始まりだったように思います。
家業で使用してきた商用車しか乗ってこず初めての自家用車を買うことになるのですが、年齢的にあと何年乗るかわからないため新車ではなく中古車で探し始めディーラー系中古車店での母の一目惚れがオレンジ色のセレナとの出会いでした。
仕事で使用していた商用車は全て日産から年1台ほど新車を購入しており、C23は私が幼少期の頃商用車として所有していたのは覚えていますし、家業を引退するまで点検や車検の際は代車でセレナに乗ったりと母もセレナには思い入れがあったようです。
母と私は現在東京と大阪で住居が離れているためクルマ選びに付き合うことはできませんが、クルマに無知な母がリスクを伴う中古車を買うため契約する前に連絡するように、とは伝えていました。
2016年11月に中古車店に居る母からお店に置いてあったオレンジのセレナをこれから買うからと連絡が入りました。
できれば買う前の検討段階で相談してほしいとも思いましたが、実際購入するのは母ですし店舗スタッフの方とも話し、車両は下取りで1-2週間前に入庫し7.5万km程走っているが1オーナー車であり整備記録も全て残っておりその時点で不具合も無いとのことで、日産系列中古車店のため1年間の保証も有り、当時乗り出しで100万円弱と相場よりかなり割高でしたが安心料と思い母が納得し気に入ったのであれば良いのではと答えておきました。
その後購入手続きを済ませ無事納車され、始めての自家用車ライフを楽しんでいたようです。
1年程経過し2017年12月末に帰省し、その時に初めて現車を見ることになり助手席に同乗しましたが、走行中明らかにミッション周辺から異音がしており、母に伝えると年齢のせいか聞こえず異音を認識できないとのこと。
母は年1回程墓参りのため栃木まで往復200km程を走るため、その道中に立ち往生する可能性も否定出来ないためこのまま乗るのは勧められない。早めにディーラーに見せた方が良いと伝え、年末でしたがまだディーラーは営業していたためその足で点検等で出している最寄りの日産ディーラーへ向かい診てもらいましたが、はやりCVTから異音が出ており私と同様のこのまま乗ることは推奨できないとの見解でリビルドCVTへの載せ替え(40万弱)を提案されました。
修理の判断は所有者である母に委ねましたが、買って1年程しか乗っていないのに手放すのは不本意との理由で上記の条件でCVT載せ替えをすることになりました。
購入店の保証は1年でありCVT不具合が発覚時既に保証期間が過ぎていたため保証が使えないのは仕方ないと思います。
しかしながら、購入し1年で数百kmしか走っていないのにその間であれ程の異音が顕著に出る可能性は低く、恐らく兆候はあったと思われますが何度も点検や整備などでディーラーへ入庫しているのに一切指摘されなかったことについては腑に落ちませんし、有償の点検にも関わらず何のための点検なのかと問いたい気持ちがありあました。
もっと言えば購入時からCVTの異音は出ていたのではとも思います。
母はお人好しが服を着て歩いているような人間で、買ったときの担当者も良い人だっし、なってしまったことは仕方ないと割り切っているようです。
結局ディーラーの新車販売時の高額な下取り価格が反映された中古車を、母が購入したことで補填したかたちになりました。
その後、CVT載せ替えで異音は解消し1年程は乗っていましたが、もともと実家の駐車場が車の出し入れがしづらいことや運転中もC25のボディサイズは持て余していたようで、コンパクトカークラスへ再度の乗り換えを検討することになります。
C25のボディサイズでは実家の駐車場の出入りで3〜4回切り返してギリギリ出られる環境で、実際出し入れの際に数カ所擦っていたようです。
上記の理由もありセレナ購入前からコンパクトカークラスの購入をすすめてはいたのですが、コンパクトカークラスに買い替えすることにようやく納得してもらえたかたちとなりました。
しかしやはりミニバンタイプが良いとの理由でスズキ ソリオを購入することになります。
無駄な買い替えとなったことは否めませんが、クルマに無知な母は当然ながら私も仕事中に唐突にセレナ買うからと電話があったため、従来稼業で使用していたバネットからC25へのボディサイズ拡大を考慮できませんでした。
改めて諸元を見るとボディサイズの違いに驚きます。
バネット 全長4285×全幅1630
C25 全長4680×全幅1695
今まで家業で2Lクラスのミニバンや1ボックスしか乗ってこなかったせいか、セレナ購入前は頑なに小さいクルマは嫌だと譲りませんでしたが、セレナを2年程所有したことで満足し納得したようでした。
再度ソリオへの買い替えとはなりますがこのセレナは気に入っており手放すのは惜しいとの母の意向と、
それまで私はステーションワゴンを所有していましたが、ちょうど手頃なミニバンを探していたこともあって、経緯を把握しているセレナを引き継ぐことで現在に至ります。
2019年3月に私の手元にセレナが来て実際にいろいろと見てみましたが、1オーナー目の方がペットを乗せていたようで車内は動物の毛と汚れが酷く、外装も10年以上は洗車その他手入れがされていないようで、あらゆる隙間に泥が積層したものが固着した上に苔が生えておりここまで酷いコンディションの車両はなかなか見られないと思います。
またセカンドシート、サードシートのドリンクホルダー、小物入れなども飲み物のこぼした跡やゴミなど酷い状態でしたがセカンドシート、サードシートには私以外乗っていないことから、中古車販売店はこの状態で販売したと思われ、とりあえず売れれば良いということなのでしょう。
カーディティーリングの知識(だけ)はあるので、普通の中古車レベルには持っていきたいところです。
中古車なんて騙し合いでしかないとも言いますし、そんな個体を相場よりもはるかに高く初老の無知な客に販売する日産系中古車販売店はさすがだと思います。
一般の中古車店もディーラー系中古車店も車両のクォリティに違いが無いのは理解していましたが、
理解していたにも関わらずディーラー系中古車店ということで信頼してしまったのが間違いの元であったと言えるかと思います。
母が高齢のため異音が認識できない、購入前に私が現車確認できなかった、CVT不具合発覚が保証期間満了後まもなくであったことなどスイスチーズモデルを連想してしまいました。
上記とは関係ありませんが、オレンジカラーと1オーナー目の方が付けたと思われるエクステリア純正オプションが山盛りでかなりくどいビジュアルになっていますので順次取り外しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
2019/4/16追記
母がC25を所有していた期間の整備記録に目を通したところ、ステアリングのガタ修理、ブッシュ類、ショック交換等かなり手が入れられており都度高額な修理代が掛かっていたようです。
CVT含め修理費が嵩むために手放された典型的な車両に思えます。
Posted at 2019/04/11 11:14:48 | |
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