クローンECU作成 & 少しブーストアップ

ここ暫く、機材をイロイロ揃えたり、前調べをしていた成果が、やっと出た。

エンジンコンピューター（ECU、ドイツ流だとDME）のクローンを作りました。

うちのアバルトのECUは、ボッシュのME7.9.10（7910D7）です。

画像は、フタを開けてデータ読み取りする前。

イロイロと問題になるのが嫌なので、あまり詳細は、書きませんが、元のECUから、以下の2つのデータを読み取る事になります。

1.ST10F275 マップを含むイメージ
2.ST95160 車両固有のEEPROMデータ

１．２．の読み取りは、ECUのフタを開けないとダメ

コレが1

データとプロセッサが一体になっている様です。ブーストリミッタやらの、各種マップはこの中。

クローン先のフタを開けて、さっきの1.2.のイメージを書き込む。

クローン先は、同じアバルト500の7910D7と、Fiat500 1.4 の7910D0 の２つ。

結果を先に言うと、7910D7は、成功。

7910D0は、EEPROMのデータが全然違うデータになってしまい。エンジンは、掛かるものの、エンジンチェックランプが点灯。そもそも、基板上のチップも少ないし、ハード仕様として古すぎたか。。。

画像は、7910D0です。

データ書き込みが完了したら、フタをします。

放熱用のグリスやら、フタの隙間に、防水処理をして、組み込む。

車両に組み付けてからバッテリーのマイナスを戻してから、エンジンスタート。

※Can通信が走るのを気にして、各々1分程度、待ったりしてます。メンドイがやる。

クローンの動作確認で、少し走ってきて、問題ない様なので、次のステップへ行く

スポーツモードのブーストをプチブーストアップしてみる。

マップの書き換えは、obdポート経由で出来るので、ここが通れば、以降の書き換えは、ラクチン。

マップの変更箇所は、当たりを付けておいたので、用意しておいたマップを書き込みしてみる。

今まで、1.1bar位がmaxだったのが、無事1.2bar程度になった。プチブーストアップ成功！

ふふふ。上手くいったぞ。これで、ECUチューンの下地が整った。

NA6ロードスター乗ってた時も、ECUイジってたが、エンジンの味付けってECUセッティングでかなり変わります。

アバルトは、絶対パワーは、ソコソコにして、好きな乗り味に仕上げたい。

あと、暫くは、前のECUは、保険として、車載しておくつもり。


しかし、この記事、需要はあるのか？？
もし、もっと詳細を知りたい方がいれば、DM下さい。


おしまい