ブレーキペダル高さ調整
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
でカングー(4AT)のアクセルペダルが遠い。あるいはブレーキペダルとの段差が大きく踏み替えがし難い。との報告が諸先輩方々から幾度となく報告されています。
以前は当方も諸先輩方に倣いアクセルペダルを手前にすべく、厚さ10mmのゴム板を取り付けたりしていました。
でもやっぱりしっくりこない...です。
左ハンドルから右ハンドルへのコンバージョンの弊害なのでしょうか?
左ハンドルに乗ったことが無いのでフランス仕様がマトモなのかどうかはなんとも言えないのですが...。
2
ノーマルのままだとかなりの段差です。
アクセルペダルばかりが悪者にされていますが、ブレーキペダルが高すぎるのが問題の本質なのです。
というのはブレーキペダルを踏む為に結構床から足を持ち上げないといけないのです。ペダルに違和感を感じない他のクルマでは小さなアクションで踏み替えが出来ます。
※加工前の写真を撮って無い為、この写真は六王子様のページから引用させて戴きました。
3
加工後です、上と見比べてどうでしょう。
写真の位置関係が厳密に一致しているわけではありませんが、アクセルとフットレストの位置関係をみて戴ければ判るかと思いますが、約25mm下げてみました。
この写真を見て気付いた方が居られると思いますが、アクセルペダルも角度が違うように見えます。思い出したのですがアクセルペダルのアームも手で曲げようと頑張った記憶がありますが、思ったよりも硬くて全然曲がらなかったと思い込んでいたのですが、どうやらちょっとだけ曲がって手前に来ていたようです。
4
左側にあるマスターバックとシリンダーを作動させる為ブレーキのリンケージは左から右へシャフトが伸びてブレーキペダルへ繋がっていますが、右の写真の真ん中がペダルと左のシャフトを繋いでいるリンクで右がペダル本体のアームです。
その真ん中に見えるリンクの長さを変えればペダルの高さを変更出来るはずです。
しかし、ブレーキは重要保安部品ですので高さ変更によるストローク規制やメカニカルなストップ等の弊害が出ないか慎重に検討しました。
5
ブレーキペダルとリンケージは取外すことが出来ます。(後日写真を撮る予定^^;)
ペダルの力点、支点と作用点の関係にはレバー比が存在します。約5:1なので25mmペダルを下げるにはリンクを5mm延長する必要があります。
最初は遠慮し過ぎて2mmだけ延長してみましたがやっぱりあまりに控えめで10mm程度しかペダルが下がらず、踏んだ印象もまだ足を挙げる量は少なくありません。
その後せっかく溶接したリンクを切断して溶接をやり直して約5mmの延長にしました。
これにてペダルの高さは適正になりアクセルからの踏み替えにも違和感は無く、床面から大きく足を持ち上げる必要も無くなり、とても楽にブレーキペダルを踏める様になりました。
もちろんそのストロークを規制するような弊害もありません。
リンクの延長は板状の真ん中を切断して5mmの隙間をとり、切断した上下のリンクを2mm厚の鉄板でサンドイッチするようにプロに補強を兼ねて溶接してもらいました。
※※※※※※ !!注意!! ※※※※※※
前項にも書きましたが、ブレーキはペダルからディスク・パッドまでその作動範囲の全てが重要保安部品です。不具合が起きるような中途半端な改造や加工は安全に関わりますので素人が安易に加工してはいけません。
必ず信頼出来るプロに依頼しましょう。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( アクセルペダル の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク