本日届いた5DMarkⅡ(レンズは24-70mmF2.8Lを装着)
今まで使用していたK-5(レンズはDA★55mmF1.4)
この2機種を比べてみました。
大きさはご存知の通り、5DMarkⅡの方がひとまわり近く大きいです。
並べた写真が撮れないのが残念ですが、K-5と比較すると明らかに大きいです。
重さも当然ながら、5DMarkⅡはヘビー級(1Dはもっと重いですが)、K-5はライト級。
握りやすさは手の大きさにも左右されますが、5DMarkⅡの方がボディに厚みがあるので、
大きな手の方にはピッタリですが、小さな手の方では掴みにくいかも知れません。
一方のK-5はグリップに立体感があるので、ホールドしやすく、滑って落とすなんてことは
なさそうです。しかし、小型ゆえに手の大きな方だと、小指が余ってしまう感じです。
そんな時は小指を立てながら撮影するといいかも知れません(笑)
デザインは好き嫌いがあると思いますが、キヤノンは総じて丸っこく、ラウンドした形状が特徴。
K-5は角ばった部分もありますが、凝縮感(塊感)があるので、「メカ」な感じです。
各部のつくり。これはK-5が勝っています。
電池室のフタ、メディア室のフタのつくりをとってもK-5はしっかり作られていて、気密性も高いです。
残念ながら、5DMarkⅡは細かい部分の手抜き?が感じられるのが残念です。
ここがクリア出来て、K-5以上の細やかさ、堅牢さ(防塵防滴)がなされれば、まさに完璧です。
しかし、そうなると価格もつり上がるでしょうから、多少の妥協をせざる得ませんね。
操作性は慣れの部分が大きいので、一概には言えませんが、K-5は改めて優秀だなと思いました。
何より、使う側のことをよく考えていると。
メニューの呼び出し、各種設定も分かりやすく、それでいてカスタマイズ性も高いです。
発売の時期に関係なく、これはメーカーの考え方なのかなと思いました。
と、ここまでは「描写」「画質」以外の部分を簡単に比較した内容ですが、こう考えるとK-5は
コストパフォーマンスに非常に優れた機体であり、買って損はないカメラだと思います。
しかし、残念ながら大御所の2社に知名度や周辺機材の豊富さで遠く及ばず、初めてデジタル一眼を買う方なら尚更メジャーブランドから入りますので、裾野が広がらない訳です。
じゃなんで、5DMarkⅡを買ったのか?なんです。
以前も使用していた経験があり、その解像度や描写性能の素晴らしさを知っていたからこそ、
ここにきて再度購入できたのです。
風景撮影で得られる描写性能はプロも認める名機であることは間違いなく、桜の花びらの一枚一枚、紅葉したもみじの葉一枚一枚の解像力はK-5では得られないものを持っているのも理由のひとつ。
そして写真が趣味なら、一度は憧れるフルサイズということ。
K-5+DA55mmF1.4で撮影(絞りはF2.8)
5DMarkⅡ+EF24-70mmF2.8で撮影(絞りはF2.8)
上の2枚の写真はどちらもF2.8で撮影していますが、中央から外に広がるボケの量は5DMarkⅡの方がやはり大きいですね。ピント部分のシャープなところから一気にボケが広がるので、浮き上がるように感じられます。同じ被写体ではないので、正確な比較ではありませんが、その差が言われないと分からないという方はK-5を買った方が幸せかもしれません。
雨の日でも気軽に持ち出せて、手ぶれ補正はボディ内臓なので、どのレンズ使っても性能が発揮されますからね。今は7万円ちょっとでK-5ボディが買えますから、これも抜群のコストパフォーマンスです!!
以上、主観も入った比較ですが、今後は描写力などの比較をするつもりはありません。
Posted at 2012/01/20 16:57:54 | |
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