C25セレナ・ロアアーム交換(162,929km)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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しばらく…というかずいぶん前からブレーキ掛けた時・放した時に『ガクン』という衝撃があった。先日タイヤ交換をした際にショップの店長から指摘されたロアアームをついに交換することにした。
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現象の確認として、タイヤの横にスマホを置いて動画を撮影(↑の画像は写真なので動きません😁)
①運転席に乗りエンジンをかけ、ブレーキを放してすぐブレーキ踏む(前後進)
②停止した状態でタイヤに足をかけ踏み込む
⇒①で前進でブレーキかけると、タイヤが止まってからワンテンポずれてボディがガクン。後進ではズレはない。
⇒②では、前側から力をかけるとタイヤがガクンと動き、後ろ側から力をかけてもガクン無し。
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今回は555(three five)のロアアーム。
右SA-N842R
左SA-N842L
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仕事の都合で、14時作業開始。この時点では、夕方までに終わるのか、明日までかかってしまうのか、はたまたDIYでは無理なのか😭わかりませんが、Let's challenge!
ホイールナットを5本軽く緩め、ジャッキアップ→ウマをかけ、ホイールナットを外し、外したタイヤをボディーの下に入れ万が一ウマが外れた際の保険とする。
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ボールジョイント部は、14mmのボルト&ナット。無駄にロングレンチかけてますが、14mmなのでそんな大トルクは必要ないかも。こちらもあっさり緩みました。
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後ろ側のブッシュのナットは18mm。ロングレンチで緩みました。まずは緩めるだけ、まだ外さない。緩み止めナットなので、ナットだけいくら回してもボルトと一緒に回ってしまうので外れません。
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下側はボルトなので最終的に外す際は、18mmまたはモンキなどで押さえながらナットを外す。
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前側は21mmのボルト2本。ロングレンチをかけてみたが、ジャッキアップでは高さが足りず、地面に当たってしまいレンチが振れません😭
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結局インパクトレンチで緩めることにした。1年前の車検整備でボールジョイントブーツを交換する際に作業の都合で緩めていたためか、あっさり緩みひと安心。
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ここまでは順調にきましたが、ボールジョイントがナックルから抜く作業が上手くいかない。バールでこじってみたり、ロアアームをハンマーで叩いてみたりしても、抜けません。潤滑油は効果あるのか…信じるものは😆
結局、本来の使い方ではないが、タイロッドエンドプーラー + ボルト作戦。
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このやり方が一番スマートかも。それでも一回では上手くいかず、ボルトが動いちゃったり、長さが足りなかったり、プーラーの爪が上手くかからなかったりしながらなので、根気は必要。
タイロッドエンドのように『いきなりバキン』はないので安心してプーラーのネジをねじ込んでいくと、最後はあっさり抜けてくれました。
写真は反対側の作業時の写真。潤滑油吹かなくても外れました😆
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反対側も同様に作業し、16万㎞頑張ったロアアームが左右とも外すことに成功。
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外した部品のボールジョイント。昨年交換してるのでブーツは健在!
左は格闘の結果潤滑油まみれ、右は油まみれになっていない。
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ガタを発生させていた原因と思われるブッシュ。左右共にヒビが入り、指で動かすと明らかにグラグラ。かろうじてちぎれ落ちないくらいの状態。
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お約束の新旧比較の記念撮影。まずは全体写真。
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記念撮影②
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記念撮影③
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ここまで順調だったのが嘘のように、組み付け作業が上手くいかない。そのことを物語るように、写真を撮る余裕がなくなり、画像が無い😖
ボールジョイントがナックルにはまらない、そもそもどうやって組み着けるのが正解なの?ジャッキで高さを角度を合わせて、当て木をしてハンマーでコンコンしして入れたが、そうするとブッシュ部がはまらない。なんとかしてはまったが、角度が合わずボルトが通せない。再度プーラーをかけボールジョイントを抜き、出直してみる…など試行錯誤。
最終的に私が思う正解は↓
①ブッシュ部を差し込み、ボルトを通しナットで仮止め
②前側21mm2本を手でねじ込み仮止め
③ボールジョイントとナックルの角度を合わせる
④ロアアームやボールジョイントの下側に当て木をしながらハンマーで叩き、ナックルにボールジョイントをはめ込む。
⑤ある程度刺さったら、ボールジョイントが抜けないように固定してやるボルトを手で少し押し込みながら、ハンマーコンコンを続ける
⑥ちょうど良い高さまでジョイントが入ると、ボルトが貫通してくれるので、したらナットで仮止め。
⑦仮止めだったそれぞれの箇所を本締めしてあげる。
正解かはわからないが、このやり方で反対側の組みつけば、多分10分くらいで終えた(ような気がする)
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ジョイントは入れすぎると、固定するボルトが入らなくなりそうなので注意。
ある程度入ったら、ボルトを差し込みながらジョイントを居れていってあげると、溝と穴が合うとボルトが奥まで入り貫通します。
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一応作業完了したのは19時頃。14時スタートなので5時間。やり方のコツがわかればもっと早く出来そうだけど『上手くいかないのも楽しみの1つ』くらいでいないと、DIYは楽しめない。かといって不安全な車を走らせる訳にはいかないし、ケガもダメ(スリ傷程度は男の勲章)安全第一。
辺りが暗くなり、慌てて作業してミスは許されないので最終確認と試運転は翌日の朝とした。
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破れた時の事を想定し、一応サイズを測定しておいた。上側内径
作業中の手が真っ黒😭
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下側外径
参考になるのか?
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翌朝、涼しいうちに『締め忘れたボルトはないか』等を確認し、近所を試運転してきました。
庭で動かした段階で成果を確認。ガコンってならない。もちろん試運転中も。
『もっと早くにやっておくべきだった』
『そうすればタイヤの肩減りも防げたかも』
次は何が壊れるのだろう、、、
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