エアコン用(キャビン)フィルター交換

オーナーズマニュアルによると、エアコン用フィルターは毎年交換することが推奨されています。我が家のC3エアクロスは3年無交換で来てしまいました。
エンジンのエアクリーナーエレメントと同時に交換することにしました。
MAHLE製の純正互換品を使用します。

ネットを調べてもC3エアクロスのエアコン用フィルターの交換の記事が見当たりません。C3については見つかるんですが、、。
かろうじて海外で動画を紹介されている方がおられたのでそれを参考にしました。(その動画は左ハンドル車でした。)
レイアウトや基本構造はベースとなったC3と同じようですね。

写真は新旧フィルターを比較したものです。材質や構造は同じみたいですが、サイドの印字が異なります。

フィルターはワイパーアームの下側、カウルトップパネルの下にあるので、アクセスできるようにセンター部のクリップを取り外します。
もちろんその前にボンネットは開けますよ。

クリップを外したところ。
これはごく普通ですね。

ボンネットとの隙間を塞いでいるウエザーストリップを外します。引っ張れば外れます。
全部外す必要はなく、運転席側から6-7割を外せば十分です。

ウエザーストリップが外れたところからカウルトップパネルを上下に分割します。
それでできた隙間から手を突っ込んで古いフィルター(緑ライン部分に収まっている)を引っ張り出し、その後新しいフィルターをセットします。
しかし、右ハンドル仕様はワイパーアームが邪魔でカウルトップパネルを上に十分跳ね上げられないことに加え、フィルターを前側からホールドしている蓋のようなものがほかの部品と干渉(青矢印)して中途半端にしか開かない(本当は赤矢印の方向に90度開くはずなんだが)ので、作業性は劣悪です。
作業時間の大半はここに費やされます。

新旧フィルターの比較です。
まあそれなりに汚れているので毎年ではなくても3年に一度程度は交換したほうがよさそうですね。

C3エアクロスのエアコンフィルター交換についてネットに情報がない理由がわかったような気がします。
毎年交換を推奨している割にはこの構造はかなりひどく、ディーラーでこの作業をされる方は毎回悪態をついておられると想像します。
正直あまりDIYをお勧めできる作業ではありませんね。
10年程度経過した車両だと、フィルター交換作業の影響でカウルトップパネルが割れてしまうケースも出て来るでしょう。

グローブボックスの件と並び、シトロエンが右ハンドル仕様を重視されていないことが良くわかる一例です。